iPadシリーズには最上位モデルであるiPad ProとiPadシリーズでもっとも安く、買いやすい無印iPadがあります。
一番スペックの高い機種と一番安い機種なので、何がどう違うのかが気になりますよね。
今回はそんなiPad Proと無印iPadを比較、解説していきます。
iPad Pro(2021)とiPad 第8世代の違いを比較

最上位モデルとエントリーモデルなので、細かい違いがたくさんあります。
iPad Proと無印iPadの違いを全部で14個に分けて紹介します。
ホームボタンの有無
iPad Proと無印iPadの違いで一番わかりやすいのがこのホームボタンの有無ですよね。
無印iPadは従来通りのホームボタンがあります。ホームボタンを押すことで、ホーム画面に戻ったり、開いているアプリ一覧を表示します。
iPad Proはホームボタンがありません。最近のiPhoneのように、下から上にスワイプしてホーム画面に戻ります。
ホームボタンがあった方がいいか、ない方がいいかは人それぞれですが、どちらも違和感なく操作することが出来ます。

個人的にはホームボタンがない方が直感的で使いやすいです。
Touch IDかFace IDか
ホームボタンの有無によって、ロック解除の認証方法も変わってきます。
顔で認証するか、指紋で認証するかの違いだけでどちらも認証速度は速いです。
- iPadを外で使う→Touch ID
- iPadは家で使う→Face ID
iPadを使う場所によって、どっちの認証方法が優れているかが変わってきます。
最近、外ではマスクをしているので、外で使う場合は指紋認証のTouch IDの方が便利です。

今の時代にはTouch IDの方が適していますよね。
家にいるときはマスクを外しているので、何もしないでロックが解除されるFace IDは便利です。画面を見ているだけでロックを解除することができます。
最近iPhoneに追加された、Apple Watchでロックを解除する機能はiPadには搭載されていません。
家と外、どちらでiPadを使うことが多いのかが判断の基準になってきます。
Apple Pencil

使えるApple Pencilの世代も変わってきます。
第2世代の特徴としては、iPadの側面にマグネットをくっつけて充電できることとダブルタップでツールの切り替えができることです。
iPadにくっつけておくだけで充電ができるので、充電を忘れることがありません。
第1世代も第2世代もペン先は同じです。そのため、描き心地は第1世代も第2世代も変わりません。

細かい使い勝手に違いはあるけど、できることは同じです。
第2世代を使うメリットはApple Pencilの定位置ができ、簡単に充電できるところです。
しかし、できることは同じなので、Apple PencilでiPadを決めるのではなく、iPadでApple Pencilを決めるのがいいと思います。
>>何が違うの?Apple Pencil 第2世代と第1世代の違いを比較!
キーボード

iPadにはsmart connectorを使って有線接続ができる純正キーボードがあります。
iPad ProはトラックパッドがついているMagic Keyboardを使うことができます。
トラックパッドがついていると、iPadをMacBookのように操作できるようになります。
ノートパソコンとしてiPadを使いたい人は、Magic Keyboardが使えた方がよりノートパソコンのように使うことが出来ます。
しかし、iPadを浮かせる構造になっているのでMagic KeyboardはiPad本体よりも重くなっています。
無印iPadは、smart keyboardというトラックパッドがついていないsmart keyboardは使うことが出来ます。
簡単な文字入力ならsmart keyboardでも快適に入力することができます。
iPad Proには「smart keyboard folio」、無印iPadには「smart keyboard」がありますが、これは背面を保護するかと角度調節が何段階できるかの違いしかありません。
どちらもBluetoothキーボードは使えます。純正キーボードのこだわりがなければ、Bluetoothキーボードを使うのも一つの方法です。
>>iPad Proには必要?Magic Keyboardのメリットとデメリット
チップ
iPad Proには最新のMacにも搭載されているM1チップが入っています。
このM1チップは非常に高性能なので、動画編集もサクサクとこなすことが出来ます。
無印iPadはA12 Bionicチップが入っています。iPhone XSやiPhone XRと同じチップですね。
こちらも高性能なので、ゲームなども快適にすることが出来ます。

無印iPadでも十分に高性能です!
iPadで4Kの動画編集など、ハイスペックを要求する作業をする場合はiPad Proの方が向いています。
これ以外の画像編集やゲームなどはどちらのチップも高性能なのでサクサクとこなすことが出来ます。
スピーカーの数
2スピーカーと4スピーカーの違いは、縦で使うときはあまり違いは感じません。しかし、横にして使うときは4スピーカーの方が左右から音が出るので違和感なく音を聞けます。

iPad Proのスピーカーはびっくりするほど良い音が出ます!
キーボード同様、どちらもBluetoothスピーカーには繋げることはできます。
外部のスピーカーを使わないで音楽や動画を楽しみたいかが、どっちがいいかの基準になります。
カメラ

iPad Proにのみ幅広く撮れる超広角カメラが搭載されています。
またLiDARスキャナーというのもついています。おそらくAR用だと思うのですが、今はアプリが少なくあまり使うことはありません。
広角のカメラもiPad Proの方が良い画質で写真を撮ることが出来ます。
iPadで写真を撮る人は少ないので、写真を撮らない場合は気にしなくても大丈夫です。
画面サイズ
iPad Proは11インチと12.9インチから選ぶことが出来ます。
12.9インチはMacBook Airとほぼ同じ画面サイズです。Split Viewを使ってマルチタスクをする場合は12.9インチなら快適に行うことが出来ます。
iPad Proの11インチと無印iPadの10.2インチは本体サイズもあまり変わりません。
Split ViewやSlide Overを使って複数のアプリを表示するときは、11インチの方が広く表示されます。
しかし、0.8インチの差なので普段の使用体験に大きな影響はないです。
11インチや10.2インチは昔からあるサイズなので一番使われていて、使いやすいサイズです。
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは画面が1秒間に切り替わる回数のことです。
数字だけ見れば倍の差がありますが、実際に使ってもあまり違いはわかりません。
普段使う分にはどちらも違和感なく使うととか出来ます。
唯一、Apple Pencilを使う時だけ差を感じることがあります。

リフレッシュレートが高いと、画面が滑らかに変わっていきます
ノートを取ることなら、どちらでも快適に出来ます。
イラストを描きたい場合はペンで細かい操作をするときに気になってくるかもしれません。
リフレッシュレートの感じ方は、人によって異なるので実際にお店で触ってみることをオススメします。
フルラミネーションディスプレイ
iPad Proと比べると無印iPadは画面が奥まっているように感じます。
フルラミネーションディスプレイは対応していると、本体と液晶の黒い隙間が狭くなり画面が近くなります。
これも普段使っているときは、対応していてもしていなくても違和感なく使うことが出来ます。しかし、リフレッシュレート同様、Apple Pencilを使うときは差を感じることがあります。
これも気になるかは、人によって異なるので実際にお店で触ってみることをオススメします。
端子
iPad ProのThunderboltとは、形はUSB-Cだけど普通のUSB-Cよりも速くデータ転送ができる規格です。
頻繁に外付けのSSDなどでデータを移動する場合は、Proの方が速く転送することが出来ます。
MacBookと同じ、USB-Cケーブルで充電をすることが出来ます。
無印iPadはiPhoneと同じLightningケーブルです。
他のデバイスはiPhoneしか持っていない場合iPhoneと同じケーブルを使い回すことが出来ます。
USB-Cの方が拡張性は広いです。
外付けのSSDを繋いだりして使いたい場合は、汎用規格であるUSB-Cの方が使いやすいです。
Lightningでも、変換アダプターを買えば外付けのストレージやSDカードなどは繋ぐことが出来ます。
5G通信
セルラーモデルのみですが、iPad Proは5Gに対応しています。
5Gには対応していますが、まだ5Gが使える地域が少ないことやiPadは持ち出すことが少ないです。

現状、5Gが使えるエリアはかなり少ないです…
セルラーモデルのみなのでWi-Fiモデルを買う場合は5G通信は気にしなくて大丈夫です。
>>iPadのWi-FiモデルとCellularモデルって何?それぞれの違いを比較!
色
無印iPadはゴールドカラーがあります。

好きな色を選びましょう!
ちなみに無印iPadは、シルバーかゴールドを選ぶと表面のベゼルが白に、スペースグレーを選ぶとベゼルが黒になります。
iPad Proはどっちの色を選んでも、ベゼルは黒です。
値段
どちらも最低価格なので、容量を増やせば値段は変わってきます。
最上位モデルとエントリーモデルなので当然ですが、値段にはかなりと違いがあります
iPad ProはMacBook Airなどのパソコンを買えてしまうほどの値段です。
無印iPadはiPhone SEよりも安く買うことが出来ます。
安くiPadを試してみたいのなら、まずは無印iPadが買いやすです。
iPad Proは細かい機能が優れていて、快適に使うことができますができることはiPad Proも無印iPadも同じです。
この価格差で、違う製品を買った方が生活が快適になるかもしれません。
できることは同じ

今回はiPad Proと無印iPadを、使用感に影響がありそうな機能に絞って比較してきました。
iPad Proを買うべき人
- ノートパソコンの代わりとしてiPadを使いたい人
- iPadで本格的な絵を描きたい人
- 最上位モデルが気になる人
無印iPadを買うべき人
- 初めてiPadを買う人
- コスパがいい機種が欲しい人
- Touch IDの方がいい人
かなりの機能を紹介しましたが他にも細かい機能の違いがあるので、気になる方は公式サイトなどで比較してみてください。
やっぱりiPad Proの方が細かい機能が優れています。
iPad Proの方がiPad単体で見れば快適に使うことが出来ます。
しかし、先ほどもお話しした通り、iPad Proも無印iPadも基本的にできることは同じです。
価格差はかなりあるので、この価格差で他の製品を購入した方が生活が快適になるかもしれません。
他の製品と組み合わせて使うことも考えてみてください!
コメント