2024年5月に新型iPad Airが発表、発売されました。
新型iPad Airは前モデルのiPad Proと同じM2チップを搭載し、新しいApple Pencil Proにも対応しています。
また、新型は出ていないものの、無印iPadの値下げも同時に行われました。
外観は同じですが値段はかなり違うので、どっちを買えばいいか迷いますよね。
スペック的には無印iPadでも十分ですが、iPad Airと無印iPadのどっちがおすすめかは、用途によって異なります。
今回はiPad Airと無印iPadの違いと、どっちを買うべきかについて紹介します。
iPad Airと無印iPad、どっちを買うべき?
まずはiPad Airと無印iPad、どっちを買うべきかを紹介します。
スペック的には無印iPadで十分!
しかし、どっちがおすすめかは用途によって異なる。
これまではコスパの高い無印iPadをおすすめしてきましたが、最近はiPad OSの進化によってiPadでできることが変わってきました。
iPad AirとiPad Pro限定の機能も増えてきたため、それらの機能が使いたい人にはiPad Airの方がおすすめです。
iPad Air、iPad Proでしか使えない機能が増えてきています。
しかし、これらの機能は使わず、一般的なタブレットとしての用途であれば、ほとんどの人は無印iPadの方がおすすめになります。
iPad Airと無印iPadのスペックの違い
iPad Airと無印iPad、どっちがおすすめかは用途によって変わってきます。
ここからは、iPad Airと無印iPadの細かいスペックの違いを紹介していきます。
チップ
iPad Airと無印iPadで、一番大きな違いはチップです。
iPad AirはMacにも搭載されているM2チップ、無印iPadはiPhone 12シリーズと同じA14 Bionicチップを搭載しています。
現在、iPadではMシリーズのチップとAシリーズのチップを搭載しているもので、機能や使えるアプリに大きな違いがあります。
具体的には、パソコンのようにウィンドウを操作できるステージマネージャーやFinal Cut ProなどはM1チップ以降を搭載したiPad限定です。
M1チップ以降限定の機能が増えてきました。
また、日本では2025年以降ですが、Apple Intelligenceに対応するのも、M1チップ以降を搭載したiPadのみになっています。
しかし、無印iPadのA14 Bionicチップでも十分なスペックを持っているため、上記のような機能を使わないのであれば、快適に使うことが可能です。
どちらもスペックが高く快適に使えますが、使える機能の多さはM2チップを搭載したiPad Airの方が多くなっています。
Apple Pencil
対応しているApple Pencilが異なるのも、大きな違いです。
iPad AirはApple Pencil Pro、無印iPadはApple Pencil 第1世代と対応しているApple Pencilが異なります。
しかし、Apple Pencil(USB-C)は、iPad Airも無印iPadも対応しているため、どちらでも使用することが可能です。
Apple Pencil Proは、iPadの側面にくっつけての充電やダブルタップでのツールの切り替えができます。
また、Apple Pencil Proから使えるようになった、スクイーズやバレルロールといった新機能も使えるのが特徴です。
Apple Pencilは便利な機能がたくさんついています!
Apple Pencil(USB-C)は、Apple Pencil ProやApple Pencil 第1世代よりも、筆圧検知などの機能が削ぎ落とされています。
どちらのApple Pencilでもノートやイラスト作成には十分な機能を持っていますが、使いやすさの面ではApple Pencil Proの方が上です。
キーボード
対応しているキーボードもそれぞれで異なり、iPad AirはMagic Keyboard、無印iPadはMagic Keyboard Folioです。
Magic KeyboardはiPadを浮かせるデザインになっているのに対し、Magic Keyboard FolioはiPadをキックスタンドで立てるデザインになっています。
どちらも打ちやすいキーボードとトラックパッドがついているので、iPadをノートパソコンのような使用感にしてくれます。
形は違いますが、機能は同じです。
iPadをノートパソコンとして使いたい方には、ぴったりなキーボードです。
しかし、トラックパッド付きのキーボードはパソコンのような使い勝手にしてくれますが、キーボードをつけると合計で1kg超えとかなり重くなってしまいます。
タブレットとして使いたかったり、頻繁にiPadを持ち歩く人はキーボードをつけると不便になってしまうかもしれません。
サイズ
新型iPad Airは、新しく大画面の13インチモデルが登場したもの大きな特徴です。
これまでは13インチモデルはiPad Proにしかなく、大画面のiPadが欲しい人はiPad Pro一択でした。
しかし、iPad Proはスペックが高く、高額だったため、スペックは必要ないけど大画面のiPadが欲しい人は手が出しにくかったです。
iPad Airで13インチモデルは、iPad Proのスペックはいらないけど、大画面のiPadが欲しい人にぴったりのiPadになっています。
大画面で買いやすい値段のiPadです!
一方、小さいサイズの11インチと10.9インチは、数字は違いますが実際の画面の大きさは同じとなっています。
そのため、小さいiPadが欲しい人は、この違いは気にしなくても大丈夫です。
フルラミネーションディスプレイ
地味に使い勝手に影響してくるのが、フルラミネーションディスプレイに対応しているかどうかです。
フルラミネーションディスプレイは対応していると、本体と液晶の黒い隙間が狭くなり画面が近くなります。
普段使っているときは、対応していてもしていなくても違和感はあまりありません。
しかし、Apple Pencilを使うときは対応していないと画面が遠く感じ、違和感を感じることもあります。
狙った位置に描画できないことがあります。
この差が気になるのかは人それぞれなため、対応の有無が気になるかどうかは、実際にお店で触ってみるのがおすすめです。
容量
iPad Airは128GBから1TBの中から4つ、無印iPadは64GBと256GBです。
iPad Airは128GBの小さめの容量から、大容量の1TBまで、用途に合わせて最適な容量を選ぶことができます。
一方で無印iPadの64GBを選んでしまうと、最近のアプリなどはデータが大きいためすぐにいっぱいになってしまいます。
用途にもよりますが、無印iPadは今後のことを考えると256GB一択です。
そのため、無印iPadを買おうと思っている方は、256GBを選ぶのがおすすめです。
Wi-Fi
iPad Airは新しくWi-Fi 6Eに対応しました。
Wi-Fi 6Eに対応したことによって、6GHz帯での通信ができるようになり、今までよりも安定した通信ができるようになります。
一方で、無印iPadはこれまで通りのWi-Fi 6対応です。
Wi-Fi 6Eの方が安定した通信ができますが、対応したルーターが必要になります。
そこまで大きな違いを感じることも少ないため、使っているルーターがWi-Fi 6Eに対応していなければ気にしなくても大丈夫です。
カラーバリエーション
iPad Airも無印iPadも、カラーバリエーションが豊富に用意されています。
iPad Airは薄めのパープルやブルートいった、落ち着いた色味です。
一方、無印iPadは彩度が高めのピンクやイエローなど、ポップな色になっています。
色で選ぶのもありです!
それぞれのiPadでカラーバリエーションが異なりますが、好きな色があるかどうかも、iPadを選ぶ上で地味に重要なポイントです。
値段
最後に値段の違いです。
iPad Airは98,800円から、無印iPadは58,800円からとなっています。
価格差は4万円と、大きくなっています。
しかし、iPad AirはM2チップを搭載しているため、非常に高スペックです。
ステージマネージャーなどのMシリーズのチップ限定の機能が使えるため、iPad Proとほぼ変わらない体験ができます。
価格差なりに、機能の差はあります。
しかし、無印iPadは細かいスペックは削ぎ落とされているものの、チップ性能は高いため、動作に不満を感じることはありません。
価格差は大きくありますが、どのようにiPadを使いたいかによって、iPad Airか無印iPadか、おすすめは変わってきます。
基本的には無印iPadがおすすめだけど…
今回はiPad Airと無印iPadの違いと、どっちを買うべきかについて紹介してきました。
ここまで紹介してきた通り、チップをはじめとして、iPad Airと無印iPadではスペックの違いが多くあります。
しかし、無印iPadでもほとんどの人は満足できるスペックを持っているため、基本的には無印iPadの方がおすすめです。
ほとんどの人は無印iPadで満足できます!
iPad AirはM2チップを搭載しているため、Mシリーズのチップを搭載したiPad限定の機能が使えます。
具体的には、ステージマネージャーやFinal Cut Proなどの高スペックを要求するアプリです。
そのため、このような機能やアプリを使いたい場合は、iPad Airの方がおすすめになります。
それぞれの用途を考えてみて、最適なiPadを選んでください。
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