ワイヤレスイヤホンを選ぶ際、iPhoneやiPadを使っているなら、相性が良く使いやすいAirPodsが真っ先に候補に上がります。
AirPodsシリーズには「AirPods」と「AirPods Pro」の2種類が売られています。
イヤホンの形状や機能の違いがたくさんありますが、1万円ほどの価格差があるのでどっちを買うべきか悩みますよね。
今回は、実際に両方使ってみて感じた「AirPods」と「AirPods Pro」の違いとどっちを買うべきかを紹介します。
どっちを買うべき?
最初にどっちを買うべきか、結論を紹介します。
AirPodsとAirPods Pro、どっちを買うか迷っているなら絶対にAirPods Proを買うべきです。
迷ったらAirPods Proを選んだ方が後悔がないです。
価格差は1万円ほどありますが、AirPods Proにしかない機能もあり、価格差以上の価値があります。
AirPodsとAirPods Proの違い
AirPodsとAirPods Proは、同じAirPodsシリーズですが細かい機能などの違いがたくさんあります。
そのため、使い勝手や使うシーンが変わってきます。
AirPodsとAirPods Proの違いを全部で つ紹介していきます。
ノイズキャンセリング
- AirPods ・・・ ノイズキャンセリングなし
- AirPods Pro ・・・ ノイズキャンセリングあり
AirPodsとAirPods Proの一番大きな違いは、このノイズキャンセリング機能の有無です。AirPods Proにのみ、ノイズキャンセリングが搭載されています。
このノイズキャンセリングのためにAirPods Proを選んでも良いくらい、イヤホンの使い勝手をよくしてくれる機能です。
AirPods Proのノイズキャンセリングは強力です!
AirPodsの場合は、電車の中など外部の音が大きい時は、その分イヤホンの音量を上げなくてはいけません。
大音量で長時間音楽を聴いていると、耳へ悪影響を与えてしまったり、音漏れがしてしまいます。
ノイズキャンセリング機能を使えば、外部の音をシャットアウトすることができるので、外部の音が大きくてもイヤホンの音量は小さくて済みます。
いつでもどこでも、自分だけの空間を作ることができるのがノイズキャンセリング機能のメリットです。
外部音取り込み
- AirPods ・・・ 外部音取り込みなし
- AirPods Pro ・・・ 外部音取り込みあり
AirPods Proには外部の音をシャットアウトするときに使うノイズキャンセリング機能と、外部の音を取り入れる外部音取り込み機能があります。
外部音取り込み機能を使うと、イヤホンをつけていないのと同じ感覚で外の音を聞くことができます。
他のワイヤレスイヤホンの外部音取り込みはマイクで拾っているような音がしますが、AirPods Proはありません。
AirPods Proはノイズキャンセリングと外部音取り込みを自由に行き来することができます。
一方でAirPodsは外部音取り込みはありませんがインナーイヤー型なので、外の音ははっきりと聞こえます。
AirPods Proの外部音取り込みと、AirPodsの外の音の聞こえ方はほぼ同じです。
形状
- AirPods ・・・ インナーイヤー型
- AirPods Pro ・・・ カナル型
AirPodsは、イヤホンを耳に引っ掛けるタイプのインナーイヤー型です。
インナーイヤー型は長時間つけていても疲れないのがメリットですが、落ちやすかったり音漏れがしやすいのがデメリットです。
一方でAirPods Proは、他のイヤホンでも良くある耳を塞ぐタイプのカナル型です。
カナル型は耳から落ちにくく、遮音性が高いのがメリットですが、相性によっては耳が痛くなってしまうのがデメリットです。
AirPods Proには交換用のイヤーチップがついているため、耳の大きさに合わせてイヤーチップを交換することができます。
カナル型が苦手な人には、AirPodsの方が向いています。
バッテリー
- AirPods ・・・ 最大5時間
- AirPods Pro ・・・ 最大5時間(ノイズキャンセリング使用時は最大4.5時間)
ノイズキャンセリング機能などがあるため、AirPods Proの方が、AirPodsよりも30分だけ最大で使える時間は短くなっています。
AirPods Proでも、外部音取り込み機能の時は5時間連続で使えます。
そのため、ノイズキャンセリング機能を使うときはAirPods Proの方がバッテリー持ちは悪いですが、ノイズキャンセリング機能を使わない場合はどちらもバッテリー持ちは同じです。
どちらも十分なバッテリー持ちです。
どちらも充電ケース込みだと、どちらも24時間以上使えます。
そのため、どちらもバッテリー持ちは良く、1日使うことができます。
ワイヤレス充電
- AirPods ・・・ Wireless Charging Caseのみ対応
- AirPods Pro ・・・ 対応
AirPodsはWireless Charging Caseを選んだ場合にのみワイヤレス充電を使うことができます。
Charging Caseの場合はワイヤレス充電は使えず、有線での充電のみになります。
別でワイヤレス充電台を用意する必要はありますが、ワイヤレス充電に対応していれば無線で充電をすることができます。
ワイヤレス充電のメリットは、定位置に置くだけで勝手に充電がされることです。
特にワイヤレスイヤホンはスマホと違って、充電を忘れてしまいがちですよね。
いつも同じ場所に置いておくだけで、充電を気にすることなくずっと使うことができます。
>> ワイヤレス充電って便利なの?実際に使ってわかったメリットとデメリット
操作
- AirPods ・・・ タップで操作
- AirPods Pro ・・・ クリックで操作
AirPodsをタップやクリックすると、曲の停止や曲送り、電話の応答をすることができます。
iPhoneを取り出さなくても、操作ができるので便利です。
しかし、AirPodsでもAirPods Proでも音量の調節をすることはできません。
AirPodsは設定から、タップした時の動作を再生停止や曲送りなど、好きな動作に変更することができます。
一方でAirPods Proをクリックした時の動作は変更することができません。
AirPods Proのクリック操作の方がイヤホンが動いてしまうことはないですが、動作の自由度は低くなってしまいます。
空間オーディオ
- AirPods ・・・ 非対応
- AirPods Pro ・・・ 対応
AirPodsのアップデートによって追加された、空間オーディオはAirPods Proのみが対応しています。
空間オーディオを使うと頭の向きなどを検知して、まるで映画館で映画を見ているかのような音で動画を楽しむことができます。
Apple TV+などの一部の動画配信サービスで空間オーディオに対応しています。
しかし、まだ対応している動画配信サービスは少ないです。
最近Apple Musicが対応した、ドルビーアトモスの空間オーディオは、AirPodsでもAirPods Proでも聴くことができます。
価格
- AirPods ・・・ 19,580円 〜
- AirPods Pro ・・・ 30,580円
AirPodsとAirPods Proの価格差は約1万円ほどです。
AirPodsのワイヤレス充電に対応しているWireless Charging Caseにすると、価格差は5000円ほどになります。
最大で1万円と価格差はかなりありますが、ノイズキャンセリングを初めとしてAirPods Proにしかない機能もたくさんあります。
AirPods Proを買うべき人
AirPodsとAirPods Proのどっちを買おうか迷っている方は、AirPods Proがおすすめです。
AirPodsと価格差は1万円ほどありますが、それ以上に使い勝手をよくしてくれる機能がたくさんあります。
特にノイズキャンセリング機能のおかげで、電車やカフェの中など、外部音が大きい場所でも音楽を楽しむことができます。
AirPods Proがあるだけで、いつでもどこでも自分だけの空間をすぐに作って作業をすることができるようになります。
AirPodsを買うべき人
AirPodsは耳に引っ掛けるインナーイヤー型で、装着感が軽いのが特徴のワイヤレスイヤホンです。
カナル型のイヤホンが苦手な人におすすめです。
また、ノイズキャンセリングなどの機能がついていないため、AirPods Proよりも安く買うことができます。
電車の中などの外部音が大きいところで使う予定がなく、なるべく安くワイヤレスイヤホンを買いたい人にも向いています。
基本的にはAirPods Proがおすすめ!
今回はAirPodsとAirPods Proの違いを比較し、どっちを買うべきかを紹介してきました。
AirPodsは軽い装着感で、長時間使っていても耳が疲れにくいのが特徴です。
一方でAirPods Proは強力なノイズキャンセリング機能を搭載しているため、電車やカフェの中でも外部の音をシャットアウトして、自分だけの空間を作ることができます。
それぞれにメリットがあります!
AirPodsよりも価格は高くなってしまうものの、ノイズキャンセリング機能など、使い勝手に大きく影響してくる機能がたくさんあるので基本的にはAirPods Proがおすすめです。
しかし、装着感など、好みが分かれるところもあるので違いをよく比較した上で、自分に合ったAirPodsを探してみてください!
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