ChatGPTのメモリを削除する方法｜履歴と何が違う？オフにする手順も紹介

ChatGPTには、過去の会話やユーザーの好みを記憶する「メモリ」機能があります。

過去の会話の内容を覚えてくれるので、これまでの内容を踏まえて質の高い回答をしてくれるのがメリットです。

しかし、過去の情報を消したい人やプライバシーが気になる方もいると思います。

ChatGPTのメモリ機能は設定から削除することが可能です。

今回は、ChatGPTのメモリを削除する方法と削除を検討するタイミングを紹介します。

ChatGPTの「メモリ」とは？

ChatGPTの「メモリ」は、ユーザーとの過去のやり取りや情報を記憶し、質の高い回答を行うための機能です。

例えば、好きなものや目標を覚えてくれるため、会話を重ねるごとにパーソナライズされた回答をしてくれます。

メモリ機能が有効だと、ChatGPTは会話の中で学んだ内容を基に回答を調整し、「あなたのことを覚えているアシスタント」のような存在になってくれます。

よもぎ

自分に合った回答をしてくれるようになります！

注意点として、「メモリ」は通常のチャット履歴とは異なり、ChatGPTが覚えている情報のことを指します。

チャット履歴は、画面左側に表示される過去の会話ログのことで、ユーザーが削除しない限り残り続けます。

一方で、メモリはユーザーの好みや共有した情報を元に記憶された内容であり、個別に確認・編集・削除することができます。

メモリ機能は、回答の質を向上してくれる一方で、内容によっては残しておきたくない情報が含まれてしまう場合もあります。

ChatGPTのメモリを削除する方法【PC・スマホ共通】

ChatGPTのメモリは、設定画面からいつでも確認・削除・無効化することができます。

ここでは、PC・スマホの両方で使える共通の手順を紹介します。

メモリの確認方法

ChatGPTの画面右上に表示されているアイコンをクリックします。

表示されるメニューの中から、「設定」を選択します。

左のメニューから、「パーソナライズ」を選択し、「メモリを管理する」をクリックします。

すると、現在記憶されている内容の一覧が表示されます。

個別のメモリを削除する手順

先ほどの記憶されている内容の一覧画面から、削除したいメモリの右に表示されている「ゴミ箱アイコン」をクリックします。

確認のダイアログが表示されるため、「削除する」をクリックします。

これでChatGPTに記憶されたメモリが削除されます。

メモリ機能を完全にオフにする手順

先ほどと同じく、右上のアイコンから設定画面を開きます。

左のメニューから「パーソナライズ」を選択し、「メモリ」のスイッチをオフにします。

これでChatGPTのメモリ機能が完全にオフになります。

メモリ削除を検討するタイミング

ChatGPTのメモリは便利な反面、使い方によっては不要な情報が残り続けることがあります。

ここでは、メモリ削除を検討すべき代表的なシーンを紹介します。

プライバシー保護のために削除したいとき

ChatGPTはメモリ機能で、興味・関心などの個人的な情報を記憶し、次回以降の会話に活用します。

例えば、「〇〇について調べて」と依頼した際に、以前話した好みに基づいて回答が調整されることがあります。

自分の興味や関心などをChatGPTが覚えていることに不安を感じる方もいるかもしれません。

そのようなときは、対象のメモリだけを個別に削除することで、プライバシーを保護することが可能です。

一から会話をやり直したいとき

ChatGPTとのやり取りが長くなると、過去の会話内容が影響して新しい質問への回答が偏ってしまうことがあります。

過去の会話の流れや情報が残ったままだと、以前の会話が引きづられて話がややこしくなってしまうことがあるかもしれません。

このようなときは、メモリを一度削除することによって、まっさらな状態で会話を始めることができます。

定期的にメモリをチェックしよう！

今回は、ChatGPTのメモリを削除する方法と削除を検討するタイミングを紹介してきました。

ChatGPTのメモリは、設定から簡単に削除することができます。

また、今回紹介した方法以外にも、会話の中で直接指示をして削除することも可能です。

よもぎ

簡単に削除できます！

ChatGPTのメモリ機能は、過去の会話を記憶し、質の高い回答をしてくれる便利な機能です。

しかし、便利な反面、回答がややこしくなってしまったりとデメリットもいくつかあります。

ChatGPTのメモリ機能を利用する場合は、定期的に内容を整理するのがおすすめです。