2024年10月にApple公式サイトにて、突然新型iPad miniが発表されました。
iPad mini 第6世代が発売されたのは2021年のため、3年ぶりの新型iPad miniです。
3年ぶりの新型とのことで、どんな変化があったのか気になってる方は多いと思います。
新型iPad miniは主にチップの更新やApple Pencil Pro対応に留まり、iPad mini 第6世代からは大きく変わったところはありません。
今回は新型iPad miniの変更点とどのような人が買うべきかを紹介します。
iPad mini(A17 Pro)は買うべき?
まずはiPad mini(A17 Pro)はどのような人買うべきかを紹介します。
iPad mini(A17 Pro)は、iPad mini 第6世代を持っている人は変化が少ないので買うメリットは薄い。
しかし、iPad mini 第5世代以前や初めてiPad miniを買う人にはおすすめ。
iPad mini(A17 Pro)は、iPad mini 第6世代のと違いを比較すると、主にチップとApple Pencilのみで大きな違いはありません。
Apple Intelligence対応の有無の違いはありますが、Apple Intelligenceが日本語対応するのは2025年です。
現状はiPad mini 第6世代との違いを比較しても、できることに大きな違いはないので、第6世代を持っている人は買い換える価値は薄いです。

第6世代からの変化は少ないです。
一方、iPad mini 第5世代以前と比較すると、ホームボタンなしのデザインになったり、Apple Pencilが本体の側面にくっつけて持ち運べたりと変化が大きいです。
そのため、iPad mini 第5世代以前を使っている方や初めてiPad miniを買う人には、十分におすすめできるiPad miniになります。

iPad mini(A17 Pro)の7つ変更点

iPad mini(A17 Pro) は、Apple Intelligence対応したこと以外は第6世代との違いが少ないです。
しかし、細かいところでiPad mini 第6世代からアップデートされたところが何点かあります。
ここからは、iPad mini(A17 Pro)が第6世代と比較して変わったところを7つ紹介します。
チップ
正式名称にもなっている通り、新型iPad miniはチップがA17 Proに変わったところが一番大きな変化です。
A17 Proは1世代前のiPhone 15 Proに搭載されていたものと同じチップで、非常にパフォーマンスの高いチップとなっています。
これまでのiPad mini 第6世代では使えなかった、iPad版Final Cut ProなどのMチップ限定のアプリが使えるようになりました。

Mチップ限定だったアプリが、iPad miniでも使えます!
また、A17 Proを搭載したことによって、Apple Intelligenceに対応したことが、新型iPad miniの目玉ポイントです。
Apple Intelligenceに対応したことによって、日常のあらゆる作業をAIを使って効率化することができます。
しかし、Apple Intelligenceの日本語対応は2025年と発表されています。
スペックは確実に向上していますが、目玉ポイントのApple Intelligenceが2025年のため、発売直後ではスペックアップを体感できることは少ないです。
Apple Pencil Pro対応
iPad mini(A17 Pro)は、2024年春に発売したiPad ProやiPad Airと同じように、Apple Pencil Proに対応しました。
Apple Pencil Proはスクイーズやバレルロールなど、Apple Pencil 第2世代にはなかった機能が多く追加されています。
また、「探す」にも対応しているため、万が一落としてしまっても、落とした場所を把握して探すことが可能です。

より機能が豊富になったApple Pencilです!
しかし、これまでのApple Pencil 第2世代には非対応になり、対応しているのがApple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)になったので注意が必要です。
Apple Pencilのホバー

Apple Pencil関連でもう1つ、iPad mini(A17 Pro)はApple Pencilのホバー機能に対応しました。
Apple Pencilのホバー機能は、Apple Pencilを画面に触れずに近づけるだけで、描画される位置やペンの形がわかる機能です。
色を混ぜるときは混ざった後の色が表示されるので、特にイラスト制作をしている方には便利な機能となっています。
これまではM2チップ以降を搭載したiPad ProとiPad Airにしか対応していませんでしたが、iPad miniでも使えるようになったのは注目ポイントです。
USB-Cのデータ転送速度

Appleのページでは公表されていないですが、USB-Cのデータ転送速度も速くなっています。
iPad mini 第6世代が5Gbpsだったのに対し、iPad mini(A17 Pro)は10Gbpsになりました。
USB-Cのデータ転送速度が速くなったことによって、外付けのSSDなどからのファイルの転送が短時間で行えるようになります。

短時間でデータ転送ができるようになりました!
地味なポイントですが、iPad miniで外付けSSDを繋げて使っている人には、変化を体感できる大きな進化です。
Wi-Fi 6E対応
iPad mini(A17 Pro)は、Wi-Fi 6Eにも対応しました。
Wi-Fi 6Eに対応したことによって、2.4GHzと5GHzに加えて、新しく6GHz帯での通信ができるようになります。
通信できる帯域が増えることによって、ネットワークが混雑せず、安定した通信が可能です。

ネットワークが混雑しにくくなります。
6GHz帯での通信をするには、Wi-Fi 6E以降に対応したルーターが必要なるので、ここは注意が必要です。
容量
個人的に一番大きな変化だと思っているのが、選べる容量が変更されたことです。
iPad mini(A17 Pro)は、128GB、256GB、512GBの3段階で容量を選ぶことができます。
これまでの最低容量だった64GBは、今となっては少なく、少し重いアプリを入れるだけですぐに容量がいっぱいになってしまっていました。

私のiPad miniは64GBなので、パンパンです…笑
最低容量が128GBになったことが、iPad mini(A17 Pro)の大きな変更点です。
SIMカードスロットの廃止
これはCellularモデルの変更点となりますが、iPad mini(A17 Pro)はSIMカードスロットが廃止されました。
SIMカードスロットが廃止されたことにより、従来の物理SIMを入れることができなくなり、eSIMのみの対応となっています。

iPad ProやiPad Airと同じ仕様になりました。
そのため、物理SIMをiPadに入れていた方は、iPad mini(A17 Pro)を購入した際はeSIMに切り替える必要があります。
eSIMも普及してきましたが、まだ手続きがややこしかったりするので、まだSIMカードスロットは残してほしかったなと感じています。
iPad mini(A17 Pro)はまだこれから!

今回は新型iPad miniの変更点とどのような人が買うべきかを紹介してきました。
iPad mini(A17 Pro)の主な変更点はチップとApple Pencil Pro対応に留まり、大きな変化はありませんでした。
AppleがアピールしているApple Intelligenceも、日本では2025年に対応とまだ先です。
iPad mini 第6世代でも十分なスペックを持っており、変化を体感しにくいため、iPad mini 第6世代を持っている人は買うメリットはほとんどありません。

現状は第6世代から買い換えるメリットは薄いです。
一方、iPad mini第5世代や初めてiPad miniを買う人にとっては、おすすめできるiPad miniです。
iPad mini(A17 Pro)は、第6世代からの変化は少ないですが、Apple Intelligenceによっては第6世代からも買い換える価値の出てくる製品です。
そのため、iPad mini(A17 Pro)は、Apple Intelligenceが使えるようになってから本領を発揮するまだこれからの製品と言えます。
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