2025年3月にApple公式サイトにて、新型iPad Air(M3)を発表しました。
M3 iPad AirはM3チップの搭載により、より処理性能が向上し、iPad Air用の新しいMagic Keyboardも登場しました。
一方で、デザインや他のスペックには大きな変化はないため、買い換える必要があるのか、迷っている方も多いと思います。
M3 iPad Airの変更点は、ほぼチップがM3になったことくらいで、ほとんどはM2モデルと同じです。
今回は、M3 iPad Airの基本スペックと進化ポイントを紹介し、どんな人が買うべきかを紹介します。
M3 iPad Airの基本スペック
まずは簡単に、M3 iPad Airの基本スペックを表形式で紹介します。
項目 | M3 iPad Air |
---|---|
チップ | M3チップ |
サイズ | 11インチ/13インチ |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB、1TB |
リアカメラ | 12MP 広角カメラ |
フロントカメラ | 12MP 超広角カメラ(センターフレーム対応) |
対応Apple Pencil | Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) |
キーボード | iPad Air用 Magic Keyboard |
ポート | USB-C |
ワイヤレス | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
M3 iPad Airの進化ポイント

M3 iPad Airの基本スペックを簡単に見てきました。
ここからは、M2モデルと比較して変わったところを紹介していきます。
M3チップを搭載
新しいiPad Airには、M3チップが搭載されました。
M3チップを搭載したことにより、処理速度がより向上し、重いアプリでも動作がよりスムーズになります。
写真編集や動画編集、ゲームなどの負荷がかかる作業も、より快適にこなせるようになりました。

スペックは確実に上がっています。
しかし、前モデルのM2チップでも十分高性能だったため、体感できるほどの違いはありません。
ProResエンコードエンジン搭載
M3チップを搭載したことによって、ProResという重い動画ファイルを処理する専用のエンジンが搭載されました。
これにより、ProRes動画の書き出し速度が速くなるため、より効率的に作業ができます。

ProRes動画の処理が速くなりました。
ProResを使った動画編集をiPadで行いたい人にとっては、大きなメリットです。
ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング対応
M3チップを搭載したことによって、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングにも対応しました。
これは、光の反射や影の表現をよりリアルに描写できる技術で、特に3Dグラフィックスのゲームやアプリで効果を発揮します。
これにより、ゲーム内の光の反射や影の動きがよりリアルになり、没入感のある映像体験が楽しめるようになっています。
また、3Dモデリングやデザイン作業を行うクリエイターにとっても、リアルタイムで高精度なレンダリングが可能になり、作業効率が向上するものメリットです。
新しいMagic Keyboard対応
M3 iPad Airの発表と同時に、新しくiPad Air用のMagic Keyboardも登場しました。
新しいiPad Air用のMagic Keyboardは、ファンクションキーを搭載し、より大きなトラックパットを搭載したのが特徴です。

ファンクションキーを搭載したのは大きいです!
ファンクションキーやより大きなトラックパッドを搭載したことにより、iPadをよりノートPCらしく作業をすることができます。
なお、すでに販売されているiPad Pro用のMagic Keyboardとは違うものなので、注意が必要です。

M3 iPad Airを買うべき人/買うべきでない人

ここまで、M3 iPad Airの進化ポイントを紹介してきました
M3 iPad Airの進化ポイントは、チップがM3になったことくらいで、他は前モデルと同じです。
ここからは、M3 iPad Airを買うべき人と買うべきでない人を紹介していきます。
買うべき人
今回のM3 iPad Airを買うべき人は、iPad Air 第4世代以前を使っている人です。
iPad Air 第4世代と比較すると、M3チップにより処理速度が大幅に向上し、4月に対応予定のApple Intelligenceも使えるようになります。

iPad Air 第4世代以前を使っている人は特におすすめです!
また、Proは必要ないけど、Apple Intelligenceを使いたい人にも、M3 iPad Airは向いています。
Apple IntelligenceはM1チップ以降を搭載したiPadが対応しているため、同時に登場した無印iPadでは対応していません。
そのため、iPad Proほどのスペックは必要ないけど、Apple Intelligenceを使いたい人にもM3 iPad Airはちょうどいい選択肢です。

買うべきでない人
M1 / M2 iPad Airを使っている人にとっては、M1以降はチップ性能が高く、その他の変化も少ないため、M3 iPad Airに買い替えても違いを感じることが少ないです。
十分なスペックを持っていて、違いを感じることがほとんどないため、買い換えるメリットはほとんどありません。
また、Apple Intelligenceを使わない人にとっては、十分なスペックを持っているため、無印iPadの方が向いています。

基本的には無印iPadでも十分なスペックを持っています。
Web閲覧や動画視聴、ノート作成などの軽い作業中心でスペックをそこまで必要ない人は、新しい無印iPadの方がコスパが高く、最適な選択肢です。
M2モデルとの違いはほとんどない…

今回は、M3 iPad Airの基本スペックと進化ポイントを紹介し、どんな人が買うべきかを紹介してきました。
M3 iPad Airの変更点は、チップがM3に変わったことくらいで、M2モデルとのほとんど違いがなく、マイナーアップデートとなっています。
そのため、M1 / M2を搭載したiPad Airを使っている人は、買い換えるメリットはほとんどありません。

M2 iPad Airとの違いはほとんどありません…。
しかし、M3チップを搭載したことによって、ProResエンコードエンジンやハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング対応といった最新の技術に対応しました。
M3 iPad Airは、スペックが上がったとはいえ、用途によって必要かどうかが大きく分かれるモデルです。
自分の使い方に合うかどうかをしっかり考えて、購入を検討してください!

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