以前、iPadをモニターアームに取り付けるようにできる、MagFloという製品を紹介しました。
しかし、M4 iPad Proは寸法が変更されたため、以前紹介したMagFloを使用することができません。
そこで、M4 iPad Pro用に改良された、新しいMagFloをお送りいただきました。
新しいM4 iPad Proで使えるようになっただけでなく、安定して使えるようになったりと改良もされています。
今回は、M4 iPad Pro用の新しいMagFloを紹介します。
MagFlo(M4 iPad Pro用)の基本情報
まずは、M4 iPad Pro用のMagFloがどういった製品なのか、基本情報を簡単に紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
対応iPad | iPad Pro(M4)11インチ/13インチ |
素材 | アルミニウム合金、シリコン |
固定方法 | 強力なネオジム磁石 |
取り付け方法 | VESA対応モニターアーム(100×100mm、75×75mm) |
同梱物 | ・MagFlo 本体 ・専用ネジ、ワッシャー各6個 ・コの字コネクタ |
特徴 | ・モニターアームを使った自由なレイアウト ・高品質アルミ使用 ・強力磁石を使用し安定感を強化 ・iPad保護のためシリコン採用 |
開封レビュー
基本情報をチェックしたところで、早速M4 iPad Pro用MagFloの本体デザインや付属品、取り付け方法を紹介していきます。

今回紹介するのは13インチ用です。
本体デザイン
MagFloの表面は、一面グレーで、MagFloとWORLD GADGETS のロゴが入っているシンプルなデザインです。

表面はシリコン素材となっているため、iPadを取り付けても傷ついてしまう心配はありません。
裏面にはモニターアームに取り付けるための穴が空いています。


100mmと75mm、両方に対応しています。
旧モデル用のMagFloと比較すると、真ん中に重りがついていて、重量が増しています。

付属品
付属品はモニターアームに取り付けるためのネジとワッシャーとコの字型のUSB-Cコネクタがついています。
旧モデル用と比較すると、ネジはドライバーなしで取り付けられるものに変更されています。

コの字型のUSB-Cコネクタを使用することによって、MagFloにiPadを取り付けた状態でも、スッキリと充電することができます。

取り付け
MagFloを使用するには、別途モニターアームが必要です。
ここでは、定番モニターアームのエルゴトロン LXを使用します。

取り付け方法はディスプレイをモニターアームに取り付ける時と同じく、裏面からネジで固定するだけです。

エルゴトロン LXにMagFloを取り付けたときの外観は以下のような感じです。

iPadの取り付けは簡単で、iPad背面に内蔵しているマグネットを利用してくっつけるだけです。

MagFlo(M4 iPad Pro用)を使ってみて感じたこと
ここからは、M4 iPad Pro用にアップデートされた、MagFloを実際に使ってみて感じたことをを紹介していきます。
重量増により安定感して使える

M4 iPad Pro用MagFloの一番の変化は、重量が増したことによって安定して使えるようになったところです。
以前レビューしたMagFloは、重量が軽かったため、iPadをつけていてもモニターアームが上がってきてしまうことがありました。
一方、M4 iPad Pro用にアップデートされたMagFloは、背面に重りがついたおかげで安定感が増し、使用中にモニターアームが上がってくることもありません。

勝手に上がってくることが少なくなりました!
この重量増により安定して使えるようになったのが、以前のMagFloからの大きな変化です。
iPadのサブディスプレイ化に最適

MagFloを使用することによって、iPadをモニターアームに取り付けることができるため、iPadのサブモニター化に最適です。
モニターアームに取り付けることによって、高さや角度を自由に調整できるようになるので、デスク上で快適にiPadを使用することができます。
ディスプレイと高さを合わせることによって、SidecarやユニバーサルコントロールのようなMacとの連携機能が直感的に使え、iPadをディスプレイとして使いやすくなります。

連携機能が使いやすくなります!
Macを中心としたデスク環境にiPadを取り入れ、効率的に作業できるようになるのがMagFloを導入するメリットです。
磁力が強く、安心して使える
MagFloでは、ネオジム磁石N52という非常に強力な磁石を使用しているのも特徴です。
非常に強力な磁石を使用しているため、iPadを取り付けてもMagFloからずれたり落ちてしまうことがなく、安心して使用することができます。

自分で外そうとしない限りは外れません!
磁力が強いため、iPadをMagFloに取り付けた状態での操作やApple Pencilでの描画をしても動いてしまうことはありません。
脱着が簡単にできる
MagFloはマグネットで固定するため、簡単に脱着できるのが魅力の1つです。
先ほど紹介した通り、強力な磁石が内蔵されていますが、上部の空いている箇所から引っ張るだけで簡単に取り外すことができます。

少しコツは必要ですが、片手でiPadを取り外すことも可能です。
しかし、iPadを外すと、モニターアームが上がってしまうことがあるため、取り外す際は注意が必要になります。
ケースは外す必要がある
MagFloは、iPadの背面に内蔵されたマグネットを利用して取り付けます。
そのため、背面を覆ってしまうケースを装着した状態では使用することができないため、基本的にケースは外す必要があります。
しかし、Magic Keyboardに対応したケースであれば、ケースを装着したまま使用できる場合があります。
別途モニターアームが必要

MagFloはモニターアームに取り付けて使用する製品のため、単体で使用することはできません。
モニターアームを持っていない場合は、別途用意する必要があります。

MagFloとモニターアームの2つが必要です。
モニターアームを持っていない、足りない場合は別途用意する必要があり、追加で費用がかかってしまうためここは注意点です。
MagFlo(M4 iPad Pro用)のメリットとデメリット

MagFloを実際に使ってみて感じたことを紹介してきました。
これまで紹介してきた内容を踏まえ、MagFloのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
MagFloは、iPadをモニターアームに取り付けることができるようにする製品です。
iPadをモニターアームに取り付けることによって、iPadを浮かせた状態で好きな位置、好きな角度で使うことができます。
また、磁石が強いため、使用中に落ちてしまう心配がありません。

安定感も増し、落ちることもないので安心して使えます!
磁石は強力ですが、iPadの脱着は簡単にできるのも特徴になっています。
M4 iPad Pro用は重量が増したおかげで、使用中にモニターアームが勝手に上がってしまうことが少なくなったのがポイントです。
デメリット
MagFloを使用するためには、別途モニターアームを用意する必要があります。
そのため、MagFloとモニターアームの両方を揃えるとなると、そこそこの費用がかかってしまうのが気になるところです。

モニターアームを持っていないと結構費用がかかります…。
また、iPadの背面の磁石を利用して脱着するため、基本的にはケースをつけた状態で使用することはできません。
しかし、ケースをつけた状態でもMagic Keyboardに装着できるようなケースでは、使用できる場合があります。
今回紹介したMagFloは、iPadの寸法の関係上、M4 iPad Pro専用となっており、旧モデルでは使えないので注意が必要です。
MagFlo(M4 iPad Pro用)をおすすめする人 / おすすめしない人
M4 iPad Pro用のMagFloを使ってみて感じたところを紹介してきました。
ここからはM4 iPad Pro用のMagFloをおすすめする人とおすすめしない人を紹介していきます。
おすすめする人
MagFloは、iPadをモニターアームに取り付けられるようにするための製品です。
そのため、iPadを使ったデスク周りを作りたい人や、iPadをデスク上で活用したい人に向いています。

MagFloを使えば、デスク上でiPadをより活用できるようになります!
また、iPadをモニターアームに取り付けることによって、ディスプレイと高さを合わせることができるため、Macのサブディスプレイにも最適です。
MagFloはデスク作業でもiPadを活用したい人におすすめの製品となります。
おすすめしない人
M4 iPad Pro用のMagFloは、M4 iPad Pro専用に設計しているため、他のiPadでは使用することができません。
そのため、使用するにはM4 iPad Proを使用していることが前提となります。

旧モデル用のMagFloも販売されています。
MagFloはモニターアームに取り付ける製品のため、デスクではiPadを使用しない人には向いていません。
また、使用するにはケースを外す必要があるため、iPadになるべく傷をつけたくないから、ケースを外したくない人もおすすめしにくいです。
一応、Magic Keyboard対応を謳っているケースであれば、ケースを使用したままでも使用できる可能性はあります。
安定して使えるように!

今回はM4 iPad Pro用のMagFloを紹介してきました。
新しいMagFloはM4 iPad Proで使えるようになっただけでなく、重りがつき、重量が増したのが特徴です。
重量が増したことによって、使用中にモニターアームが上がってきてしまうことがなく、安定して使えます。

旧モデル用よりも、より安定して使えるようになりました!
しかし、新しいMagFloは寸法の関係上M4 iPad Pro専用となっていて、旧モデルのiPadでは使用することができません。
M4 iPad Proを使用していて、デスク上でもiPadを活用したい人におすすめの製品です。
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