X(旧Twitter)では、簡単に動画を投稿することが可能です。
動画を投稿したいけど、動画のダウンロードはされたくないと思うシーンはあると思います。
特に、オリジナルコンテンツやブランド動画を発信している場合、動画をダウンロードできてしまうと無断転載などのリスクがあります。
Xには投稿する動画に対して、ダウンロードを制限する方法が存在します。
今回は、Xで動画のダウンロードを制限する方法と注意点を紹介します。
Xには動画のダウンロードを防ぐ機能がある?
X(旧Twitter)には、投稿する動画が他のユーザーによってダウンロードされるのを防ぐための機能が用意されています。
ここでは、個別の動画ごとの設定とアカウント全体への設定の2つの方法を紹介します。
個別動画ごとの設定方法
動画を投稿する際に、その動画に対してのみ、ダウンロードすることを制限することが可能です。
- 投稿画面から、投稿する動画を選択する
- 右下の設定アイコンをタップする
- 「動画のダウンロードを許可する」をオフにする
Xの投稿画面から、投稿する動画を選択します。
投稿する動画を選択したら、画面右下に表示される設定アイコンをタップします。

設定画面の一番上にある、「動画のダウンロードを許可する」をオフにします。

これで、投稿する動画ごとにダウンロードを制限することが可能です。
アカウント単位でのデフォルト設定
上記のように毎回設定するのが手間な場合や、そもそも全ての動画をダウンロードしてほしくない場合もあると思います。
その場合、そのアカウントが投稿する全ての動画に対して、ダウンロード制限をかけることも可能です。
- 「設定とプライバシー」から「プライバシーと安全」をタップ
- 「オーディエンスとタグ付け」をタップ
- 「動画を保護する」をオンにする
アカウントの「設定とプライバシー」から、「プライバシーと安全」をタップします。

「オーディエンスとタグ付け」をタップします。

一番上に表示されている、「動画を保護する」をオンに変更します。

これで、今後投稿する動画に対して、全てダウンロードの制限をすることができます。
しかし、過去に投稿した動画に対しては、この設定は適用されたにため注意が必要です。
X単体では完全なダウンロード防止は難しい理由
X(旧Twitter)には動画のダウンロードを制限する設定が用意されていますが、それだけで完全に保存を防ぐことはできません。
これは、Xが提供している動画のダウンロード制限は「公式の閲覧環境」に対して有効であるためです。
そのため、X公式アプリ以外の外部ツールを利用すれば、動画のダウンロードを制限していてもダウンロードができてしまします。

あくまでXアプリ上での制限です。
また、スマートフォンやPCに標準搭載されている、画面収録機能を使えば、簡単に録画ができてしまします。
上記のことから、X上での設定だけでは動画のダウンロードを完全に防ぐことはできません。
ダウンロード抑制のためにできる対策
Xの設定だけでは、動画のダウンロードを完全に防ぐことはできません。
しかし、無断利用などを抑制するために有効な対策はいくつか存在します。
ここからは、Xに動画を投稿する際に併用できる、2つの実践的な対策方法を紹介します。
ウォーターマークを動画に入れる
動画の保存を完全に防ぐことはできなくても、ウォーターマーク(透かし)を入れておくことで悪用を抑制することができます。
例えば、以下のような情報を動画の下部などに表示しておくと効果的です。
上記を記載することによって、動画が無断転載されたとしても、誰が作成した動画かが明確になります。
そのため、無断転載をしてもバレてしまう、ブランドに紐づいているということを示すことができます。
YouTubeなどで共有する
Xに動画を直接アップロードせず、YouTubeなどの動画共有サービスに限定公開でアップロードし、URLを共有するのも効果的です。
YouTubeのような動画共有サービスでは、再生しかできないようにしたり、公開範囲を設定することができます。
また、動画共有サービス側で著作権通報の対応がしやすいのもメリットです。
Xでは投稿の削除依頼をするのが難しいですが、YouTubeなどでは比較的スムーズに削除の対応をしてくれることがあります。
Xでダウンロードの制限はできるけど…

今回は、Xで動画のダウンロードを制限する方法と注意点を紹介してきました。
X(旧Twitter)には、動画のダウンロードを制限する方法が用意されています。
個別に設定をしたり、アカウント全体に対して設定ができるため、目的に応じて最適な設定を行うことが可能です。
しかし、外部ツールや画面収録を利用することによって、保存ができてしまうため、X単体では動画の保存を完全に防ぐことはできません。

完全に防ぐことはできません。
そのため、動画にウォーターマークを入れたり、YouTubeなどの外部プラットフォームを利用するといった方法が、動画の無断利用を防止するための現実的な対応策です。
動画コンテンツの価値を守るためにも、目的とリスクを見極めながら適切な運用を心がけてください。
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