M4 iPad Airは何が変わった?変更点と変わらなかった点を解説

2026年3月、M4チップを搭載した新しいiPad Airが発売されました。

見た目は前モデルのM3 iPad Airとほとんど同じなので、何が変わったのか気になっている方は多いと思います。

しかし、外見からはわかりにくいものの、中身はしっかりと進化しています。

特にメモリが12GBに増量されたのは、今後のiPadの使い勝手に大きく影響するポイントです。

M4 iPad Airは、チップの高速化やメモリ増量、Wi-Fi 7対応など、価格据え置きのまま中身が着実に進化したモデルです。

今回は、M4 iPad Airが前モデルから何が変わったのか、そして変わらなかった点もあわせて解説していきます。

iPad Air M4とM3の比較

まずは、M3 iPad AirとM4 iPad Airのスペックを比較してみます。

項目 M3 iPad Air(2025) M4 iPad Air(2026)
チップ M3 M4
CPU 8コア8コア
GPU 9コア(※10コアではない) 9コア
Neural Engine 16コア 16コア(高速化)
メモリ 8GB 12GB
メモリ帯域幅 100GB/s 120GB/s
ストレージ 128GB / 256GB / 512GB / 1TB 128GB / 256GB / 512GB / 1TB
ディスプレイ Liquid Retina(11インチ / 13インチ) Liquid Retina(11インチ / 13インチ)
リフレッシュレート 60Hz 60Hz
Wi-Fi Wi-Fi 6E Wi-Fi 7(N1チップ)
Bluetooth 5.3 6.0
セルラー 5G(サードパーティ製モデム) 5G(C1Xモデム)
フロントカメラ 12MP 超広角(横向き) 12MP 超広角(横向き)
リアカメラ 12MP 広角 12MP 広角
認証 Touch ID(電源ボタン) Touch ID(電源ボタン)
バッテリー 最大10時間 最大10時間
サイズ 11インチ / 13インチ 11インチ / 13インチ
カラー ブルー / パープル / スターライト / スペースグレイ ブルー / パープル / スターライト / スペースグレイ
価格(11インチ) 98,800円〜 98,800円〜
価格(13インチ) 128,800円〜 128,800円〜

表を見ると、外観やカメラ、バッテリーなどは変わっていないことがわかります。

変わったのは主にチップ、メモリ、通信周りで、中身が着実にアップグレードされています。

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基本的にはチップのアップデートで留まっています。

M4 iPad Airの変更点

M4 iPad Airの変更点は大きく4つあります。

見た目こそ同じですが、性能面ではしっかりと進化しています。

M3からM4チップに変更

M4 iPad Airの一番大きな変更点は、チップがM3からM4になったことです。

M3と比べてCPU性能は最大30%、M1と比べると最大2.3倍高速になっています。

GPUも第2世代のハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングに対応し、3Dレンダリングやゲームのグラフィック処理が大幅に強化されました。

日常使いでは体感しにくい部分もありますが、動画編集や画像処理など負荷のかかる作業では、確実に差が出てくるアップグレードです。

また、M4チップはM3と同じ3nmプロセスですが、トランジスタ数が増加しており、電力効率も改善されています。

バッテリー駆動時間は公称で同じですが、同じ作業をした場合の効率は向上しているといえます。

メモリが8GBから12GBに増量

個人的に、今回のアップデートで一番注目すべきポイントはメモリの増量です。

M3 iPad Airのメモリは8GBでしたが、M4 iPad Airでは12GBに増えています。メモリ帯域幅も100GB/sから120GB/sに向上しました。

ここで注目したいのが、M4 iPad Proとの比較です。

実は、M4 iPad Proの256GBモデルと512GBモデルのメモリは8GBです。1TB以上のモデルでようやく16GBになります。

つまり、M4 iPad Airの12GBは、M4 iPad Proの下位モデルよりもメモリが多くなっています。

よもぎ
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メモリはM4 iPad Proの下位モデルよりも多くなりました…笑

M4 iPad Airでメモリが12GBになったことによって、重いアプリやのマルチタスクをより快適に行えます。

また、今後のアップデート次第ではメモリの余裕がそのまま快適さに直結します。

8GBでも現時点では問題なく使えますが、長く使うことを考えると12GBの安心感は大きいです。

Wi-Fi 7・Bluetooth 6に対応(N1チップ搭載)

M4 iPad Airには、AppleのN1ワイヤレスネットワークチップが新たに搭載されました。

これにより、Wi-FiがWi-Fi 6EからWi-Fi 7に、BluetoothがBluetooth 5.3から6.0にアップグレードされています。

Wi-Fi 7は前世代のWi-Fi 6Eと比べて、最大速度が大幅に向上しています。

また、複数の周波数帯を同時に使えるMLO(Multi-Link Operation)にも対応しているため、通信の安定性も改善されています。

自宅のルーターがWi-Fi 7に対応している場合は、大きなファイルのダウンロードやストリーミングでその恩恵を感じやすいです。

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Wi-Fi 7での通信には対応したルーターも必要です。

また、N1チップによってAirDropやPersonal Hotspot(テザリング)の性能も向上しています。

日常的にiPhoneやMacとデータをやり取りする場面で、地味に便利になるアップデートです。

セルラーモデルにC1Xモデム搭載

セルラーモデルを選ぶ場合、もう一つ注目すべき変更点があります。

M4 iPad Airのセルラーモデルには、Appleが自社設計したC1Xモデムが搭載されています。

これはiPhone 17eやM5 iPad Proにも搭載されている、Apple製のモデムです。

M3 iPad Airと比べてセルラーデータの通信速度が最大50%向上し、モデムの消費電力は最大30%削減されています。

外出先でiPadを使うことが多い人にとっては、通信速度の向上とバッテリー持ちの改善の両方が期待できる、嬉しいアップグレードです。

M4 iPad Airで変わらなかった点

変更点を紹介してきましたが、変わらなかった点も多くあります。

ここからは、M3 iPad Airから据え置きとなった部分を紹介します。

デザイン・サイズ・カラー

M4 iPad Airのデザインは、M3 iPad Airと全く同じです。

サイズも11インチと13インチの2モデル展開で変更はありません。カラーもブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色のままです。

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デザインやカラーバリエーションは全く同じです。

厳密には、Wi-Fiモデルで約4g、セルラーモデルで約5gほど重量が増えていますが、体感できる差はほとんどありません。

ケースやアクセサリーもM3 iPad Air用のものがそのまま使えるので、買い替えの際にケースを買い直す必要がないのはメリットといえます。

ディスプレイはLiquid Retinaのまま

ディスプレイは引き続きLiquid Retinaが採用されています。

iPad Proに搭載されているOLEDディスプレイとは異なり、コントラスト比や黒の表現では差があります。

しかし、iPad AirのLiquid Retinaディスプレイも十分に綺麗です。

動画視聴やWebブラウジング、写真の閲覧など、普段使いで不満を感じることはほとんどありません。

OLEDにこだわりがある方はiPad Proを検討することになりますが、多くの方にとってはLiquid Retinaで十分満足できます。

リフレッシュレートは60Hzのまま

iPad Proが最大120HzのProMotionテクノロジーに対応しているのに対し、iPad Airは60Hzのままです。

リフレッシュレートが高いと、スクロールやアニメーションが滑らかになり、Apple Pencilの描画追従も向上します。

普段使いでは60Hzでも問題ありませんが、120Hzに慣れている人がiPad Airを使うと、スクロール時に少し違和感を感じるかもしれません。

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リフレッシュレートは変わらずです…。

特にApple Pencilでの描画をメインにする方は、リフレッシュレートの違いが作業の快適さに影響するため、iPad Proの方が向いています。

カメラ・バッテリー・認証方式

カメラはフロント・リアともにM3 iPad Airと同じスペックです。

フロントは12MPの超広角カメラで横向きセンターフレームに対応、リアは12MPの広角カメラとなっています。

バッテリーはこれまでと同じく「最大10時間」となっており、公称値に変更はありません。

C1Xモデムの省電力化によってセルラーモデルでは多少の改善がしている可能性はありますが、劇的な変化はありません。

認証方式もTouch IDのままです。

Face IDはiPad Proのみの機能で、iPad Airには搭載されていません。

価格は据え置き

M4 iPad Airの価格は、M3 iPad Airと同じです。

  • 11インチモデル:98,800円(税込)〜
  • 13インチモデル:128,800円(税込)〜

メモリが8GBから12GBに増量され、通信チップも刷新されているにもかかわらず、価格が据え置きなのは嬉しい点です。

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値上がりが続いていますが、iPad Airは据え置きです!

ストレージの構成も128GB / 256GB / 512GB / 1TBと変わりありません。

M4 iPad Airはどんな人におすすめ?

ここまでの変更点・変わらなかった点を踏まえて、M4 iPad Airがどんな人におすすめかを整理します。

M1以前のiPad Airからの買い替えにおすすめ

M4 iPad Airが一番おすすめなのは、M1以前のiPad Airを使っている人です。

M1 iPad Airは2022年発売で、使い始めてから3〜4年が経っている方が多いと思います。iPad Air 第4世代以前を使っている方なら、さらに年数が経っています。

M1以前のモデルからの買い替えでは、以下のような進化を体感できます。

  • M1比で最大2.3倍の処理速度
  • メモリが4GB(iPad Air 第4世代)または8GB(M1)から12GBに大幅増量
  • Wi-Fi 7対応で通信速度が大幅に向上
  • Apple Pencil Proへの対応
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M1以前のiPad Airからだと、進化ポイントが多いです!

特にiPad Air 4(A14 Bionic)を使っている場合は、Apple Intelligenceにも非対応なので、今回のM4 iPad Airへの買い替えは大きなメリットがあります。

初めてiPadを買う人にもおすすめ

iPadを初めて購入する人にも、M4 iPad Airはおすすめです。

iPad Proほど高額ではなく、無印iPadよりも性能に余裕があるiPad Airは、iPadシリーズの中で最もバランスの良いモデルです。

12GBのメモリを搭載しているため、Apple Intelligenceの今後の進化やiPadOSのアップデートにも余裕を持って対応できます。

iPadで何をするか具体的に決まっていなくても、M4 iPad Airなら将来的にさまざまな用途に対応できる余力があります。

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M4 iPad Airなら、iPadでできることのほとんどをこなすことができます!

Apple Pencil ProやMagic Keyboardなどのアクセサリーにも対応しているので、ノートパソコン代わりとしても活用の幅が広いのもポイントです。

M3 iPad Airからの買い替えは急がなくてOK

一方で、M3 iPad Airを使っている人は、急いで買い替える必要はありません。

M3からM4への性能向上は確かにありますが、日常使いで体感できる差はほとんどないです。

メモリの増量は魅力的ですが、M3 iPad Airの8GBでもiPadOS 26は問題なく動作します。

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M3からだと体感できる差は現状ほとんどありません。

大きなデザイン変更もなかったため、M3 iPad Airを使っている方は買い替えるメリットが薄いです。

FAQ

Q. M4 iPad AirとiPad Pro(M4/M5)の違いは?

一番の違いはディスプレイです。iPad ProはOLED(有機EL)を搭載し、ProMotionテクノロジーで最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。iPad AirはLiquid Retina(IPS液晶)で60Hzです。また、iPad ProにはFace IDやLiDARスキャナが搭載されていますが、iPad Airにはありません。ただし、日常的な使い方であれば、iPad Airでもほとんどのことができます。

Q. M4 iPad AirとMacBook Neo、どっちを買うべき?

同じ価格帯ですが、OSが異なるため用途で選ぶのがおすすめです。MacBook NeoはmacOSなので、ファイル管理やデスクトップアプリの作業がしやすいです。一方、iPad Airはタッチ操作やApple Pencilでの手書きに強みがあります。パソコン的に使いたいならMacBook Neo、タブレットとしての柔軟さを求めるならiPad Airが向いています。

Q. M4 iPad Airのメモリ12GBはM4 iPad Proより多い?

はい、M4 iPad Proの256GBモデルと512GBモデルのメモリは8GBです。M4 iPad Airの12GBは、これらのiPad Proモデルよりも多くなっています。M4 iPad Proで16GBのメモリが搭載されるのは、1TB以上のモデルのみです。

Q. M3 iPad Airから買い替える必要はある?

M3 iPad Airを使っている場合、買い替える必要はほとんどありません。日常使いでの性能差は小さく、M3でも快適に使えます。

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中身の進化で長く使えるiPadに

M4 iPad Airは、デザインやディスプレイは変わらないものの、チップの高速化、メモリの大幅増量、通信チップの刷新と、中身がしっかりと進化しています。

特にメモリ12GBへの増量は、M4 iPad Proの下位モデルを上回るスペックとなっています。

よもぎ
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メモリが12GBになったのが、地味ながら大きい進化ポイントです!

今後のiPadOSアップデートやApple Intelligenceの拡充を考えると、長く安心して使えるポイントです。

M1以前のiPad Airからの買い替えや、初めてiPadを購入する方には、M4 iPad Airはいい選択肢となります。

価格据え置きで中身が進化したM4 iPad Air、ぜひチェックしてみてください。

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