先日Appleの公式サイトにて、無印iPad 第10世代が発表されました。
これまでの無印iPadと違い、ホームボタンがなくなり他のiPadシリーズと近いデザインになりました。
外観が大きく変わったので、どのように変わったのか気になる方は多いと思います。
無印iPad 第10世代は大きく変わったところもあれば、変わっていないところもあります。
今回は無印iPad 第10世代が前モデルからアップデートされたところを紹介します。
無印iPad 第10世代の変更点
無印iPad 第10世代は外観が大きく変わったのもあり、アップデート、変更されたところが多くあります。
早速、無印iPad 第10世代の変更点を9つ紹介していきます。
ホームボタンの廃止

無印iPadで一番わかりやすい変化は、ホームボタンが廃止されたことでしょう。
ホームボタンがなくなったことによって、ホーム画面に戻るときは「ホームボタンを押す」から「画面の下から上にスワイプする」に変わります。
また、画面上にホームバーが表示されるようになるので、ホームバーを使ったジェスチャーが使えるようになりました。

ホームバーのジェスチャーは直感的に使えます!
ホームボタンが廃止されたことによって、Touch IDの位置も変更されています。
無印iPad 第10世代のTouch IDの位置は、iPad AirやiPad miniと同じ電源ボタンに移動しました。
ホームボタンが廃止されたことによって、ホーム画面に戻るなどのiPadの基本動作のやり方が変わります。
画面サイズ
ホームボタンが廃止されフルスクリーンのデザインになったため、画面サイズも大きくなっています。
従来の10.2インチから、iPad AIrと同じ10.9インチの画面サイズに変更されました。
画面サイズは大きくなりましたが、ホームボタンが廃止され、その分ベゼルが細くなったため本体サイズはあまり変わっていません。
画面が広くなったことによって、作業領域が広がったり、より大画面でコンテンツを楽しむことができるようになります。
チップ
無印iPad 第10世代のチップはA13 BionicチップからA14 Bionicチップにアップデートされました。
A14 Bionicチップは、iPhone 12シリーズやiPad Air 第4世代と同じチップになります。
チップがアップデートされたおかげで動画編集やゲームなどの負荷がかかる動作もよりサクサクとこなすことが可能です。

2世代前のチップですが、快適に使えます!
A13 Bionicチップでも動作にもたつくことはありませんが、チップが1世代上がったおかげで長く快適に使うことができます。
アウトカメラ

アウトカメラが8MPの広角カメラから12MPの広角カメラになりました。
画素数が12MPになったことによって、今までよりも高画質な写真を撮ることができます。
また、4Kのビデオ撮影にも対応しました。

iPadで写真や動画をを撮る人は少ないかもしれないですが…。
しかし、カメラは出っ張ってしまったので、カバーをつけない場合は机に置いた際、グラグラしてしまします。
インカメラの位置
iPadでは初めて、インカメラの位置も変更されました。
無印iPad 第10世代のインカメラは、iPadを横向きにしたときに正面にくる場所です。
横向きにしたときに正面にカメラがくるので、ビデオ通話など、iPadを横向きにしてカメラを使用するときに使いやすくなります。

ビデオ通話などで使いやすくなるような変更です。
また、従来通りセンターフレームにも対応しているので、自分が移動してもカメラの中心に映るようになっています。
インカメラの位置の変更は、ビデオ通話をすることが多くなった現在にあった変更です。
端子

無印iPad 第10世代は、ついに端子がLightningからUSB-Cに変更されました。
USB-Cは様々なデバイスで採用されているので、他のデバイスと充電ケーブルを共有することができます。

ついにiPadは全てのモデルがUSB-Cになりました!
また、USB-Cはデータの転送速度が速かったり、拡張性が高いというのもメリットです。
例えば、外付けSSDに接続してデータを転送するのも、Lightningよりも簡単にかつ高速に行うことができます。
無印iPadの端子もUSB-Cに変更されたのは、地味ながら大きな変化です。
Magic Keyboard Folio

今までの無印iPadはトラックパッドがないSmart Keyboardに対応していました。
しかし、無印iPad 第10世代はトラックパッドがついたキーボード、Magic Keyboard Folioに対応しています。
Magic Keyboard Folioは、今までにはなかった新しいキーボード製品です。
iPad ProやAirで使えるMagic Keyboardと違って本体が浮くデザインにはなっておらず、背面にキックスタンドが付いています。
また、Magic Keyboardにはないファンクションキーや、使わない時はキーボードを取り外すこともできます。

キーボードを取り外せるのは大きいです!
キーボードを取り外すことができるので、キーボードを使ったパソコンスタイルとタブレットスタイルを気軽に切り替えることができます。
Magic Keyboard Folioは現状ではiPad 第10世代しか対応しておらず、他の機種では使用することができません。
Wi-Fi 6、5Gに対応
通信系では新しくWi-Fi 6と5G通信に対応しました。
Wi-Fi 6に対応したことによって、Wi-Fiの接続時の通信速度が速くなり、接続も安定します。

無印iPadは今までWi-Fi 6に対応していませんでしたが、ついに対応しました!
また、Cellularモデルでは5G通信もできるようになっています。
他のiPadと同じようにミリ波には対応していませんが、外でも5Gの高速通信を使うことができます。
iPad 第10世代はWi-Fi6や5Gと、通信系が大きく強化されました。
カラーバリエーション
iPad 第10世代で一番目を引くのはカラーバリエーションでしょう。
今までの無印iPadはシルバーやスペースグレイなど、他のApple製品にもある定番のカラーが用意されていました。
一方でiPad 第10世代はシルバ、ピンク、ブルー、イエローといったカラフルでポップなカラーバリエーションになっています。

iPhone XRを思い出します…。
ポップでカラフルなiPadは初めてなので、これだけで欲しくなる方も少なくないのではないでしょうか。
注意点:Apple Pencilは第1世代

ここまで、iPad 第10世代の変更点を紹介してきました。
変更点がたくさんありましたが、一つ注意点としてApple Pencilは第1世代のままになっています。
Apple Pencil 第1世代はLightning端子に接続して、ペアリングや充電を行います。
しかし、iPad 第10世代は端子がUSB-Cになったので、単体で充電やペアリングをすることができず、専用のアダプターが必要になってきます。
Apple Pencilが第1世代のままなのは、無印iPadが教育市場を意識しているからなのかなと思います。

専用のアダプターを使う必要があるので、ペアリングや充電のやり方が複雑です。
すでにApple Pencil 第1世代を持っている方はiPad 第10世代で使うことができますが、専用のアダプタを購入する必要があります。
今後、Apple Pencil 第1世代を購入する方は、専用のアダプターが付いてくるようです。
大幅にアップデートされたけど…

今回は無印iPad 第10世代が前モデルからアップデートされたところを紹介してきました。
iPad 第10世代はホームボタンが廃止され、他のiPadと同じようなデザインになりました。
また、iPad 第10世代はポップでかわいいカラーバリエーションになっているのが大きな特徴です。

カラーバリエーションはかなり魅力的です!
しかし、大幅にアップデートがされた分、値上げもされています。
最近の円安の影響もあり、iPad 第10世代は発売地点では約7万円からと無印iPadにしてはかなり高額になっています。
そのため、エントリーモデルとしては、今回のiPad 第10世代はおすすめしにくい機種になってしまいました。
初めてiPadを買う方や安くiPadを買いたい方は、前モデルのiPad 第9世代が併売されているのでおすすめです。
しかし、ポップなカラーバリエーションに惹かれた人は、iPad 第10世代を購入した方が後悔がないと思います。
コメント