MacBookの新しいシリーズ、「MacBook Neo」が発表されました。
これまでMacBookといえば、最近だと一番安いモデルでも15万円近くが当たり前でした。
円安が続くこのご時世では、なおさら手が出しにくい状況が続いていましたよね。
しかし、MacBook Neoは99,800円からと、円安の中でも10万円を切る価格を実現しています。
今回は、MacBook Neoのスペックや価格、購入前に知っておきたい注意点をまとめて紹介します。
MacBook Neoとは?10万円を切る新型MacBook
MacBook Neoは、2026年3月11日に発売されたAppleの新しいノートパソコンです。
最大の特徴は、99,800円(税込)からという価格です。
近年の円安傾向でApple製品は値上がりが続いていましたが、MacBook Neoはその流れに逆行する形で登場しました。

円安の中、10万円を切るMacBookです!
搭載するチップは、iPhone 16 Proに採用されていたA18 Proとなっており、Macとしては初めて、iPhoneと同じAシリーズのチップを搭載したモデルになります。
MacBook Neoは、MacBook AirやMacBook Proの下に位置するエントリーモデルとして展開されています。
MacBookシリーズが3ラインになるのは、無印MacBookがラインナップから消えて以来、久しぶりのことです。
ターゲットは、初めてMacを使う人や学生、WindowsやChromebookからの乗り換えを考えている人です。
Apple自身も、公式サイトのデザインや言葉遣いを親しみやすいものにしており、これまでのMacとは少し違う層に向けた製品であることがわかります。
MacBook Neoの価格とモデル構成
MacBook Neoは、ストレージ容量が異なる2つのモデルが用意されています。
256GBモデル(99,800円)
256GBモデルは、MacBook Neoの基本モデルです。価格は99,800円(税込)で、10万円を切るMacBookとして注目を集めています。
ストレージは256GBで、Touch IDは搭載されていません。ロック解除やApp Storeでの購入時には、パスワード入力が必要です。
付属の電源アダプタは20Wで、iPadに付属しているものと同じタイプになっています。
512GBモデル(114,800円)
512GBモデルは114,800円(税込)で、ストレージが256GBモデルの2倍になります。
256GBモデルとの大きな違いは、Touch IDが搭載されることです。
指紋認証でMacのロック解除やApp Storeでの購入、ウェブサイトへのログインができるようになります。

指紋で簡単に認証ができます!
Touch IDがあるのとないのとでは、日常的な使い勝手にかなりの差が出ます。
学割なら84,800円から購入可能
学生や教職員の方は、Appleの学割価格で購入でき、256GBモデルが84,800円(税込)からと、通常価格よりも15,000円安くなります。
Appleの学割は、大学生・大学院生・専門学校生のほか、これらの学校に進学が決まった人や、教職員も対象です。
対象者であれば、Apple公式サイトの教育ストアから購入できます。
MacBook Neoのスペックまとめ
MacBook Neoの主要スペックを項目ごとに紹介していきます。
A18 Proチップの性能
MacBook Neoに搭載されるA18 Proチップは、iPhone 16 Proで採用されていたものがベースです。

iPhone用のチップを搭載したMacBookになってます。
構成は6コアCPU、5コアGPU、16コアNeural Engineとなっています。
iPhone 16 ProのA18 ProはGPUが6コアだったので、MacBook Neo版は1コア少ない構成です。
Appleの公称値では、最新のIntel Core Ultra 5搭載PCと比較して、日常タスクが最大50%高速としています。
写真へのエフェクト適用など、デバイス上でのAI処理は最大3倍高速になるとのことです。
また、MacBook Neoはファンレス設計を採用しています。MacBook Airと同様に、駆動中も完全に静かな状態で使用できます。
メモリとストレージ
MacBook Neoのメモリは、8GBのユニファイドメモリ固定で、後から増設することはできません。
現行のMacBook AirやMacBook Proは、最低でも16GBのメモリを搭載しています。
そのため、8GB固定というのはMacBook Neoの大きな特徴であり、制約でもあります。

メモリをアップグレードすることはできません。
ストレージは256GBと512GBの2択です。こちらも購入後に増設することはできないため、自分の使い方に合った容量を選ぶ必要があります。
ディスプレイ
MacBook Neoは、13インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しています。
解像度は2408×1506ピクセルで、輝度は500ニト、10億色に対応しています。日常的な用途であれば、十分にきれいで見やすいディスプレイです。
ただし、色域はsRGBまでの対応で、P3広色域には対応していません。また、周囲の照明に合わせて色温度を自動調整するTrue Toneも非搭載です。

十分に綺麗なディスプレイです!
デザイン面では、MacBook AirやProにあるノッチ(カメラ部分の切り欠き)がありません。
その代わり、ベゼル(画面の枠)がやや太めになっており、その中にFaceTime HDカメラが収まっています。
ポート・接続性

MacBook Neoのポート構成は、USB-Cが2つとヘッドフォンジャックが1つです。
注意が必要なのは、2つのUSB-Cポートの速度が異なる点です。
1つはUSB 3(最大10Gbps)で、もう1つはUSB 2.0(最大480Mbps)になっています。
外付けSSDやディスプレイなど、高速なデータ転送が必要な機器は、USB 3のポートに接続する必要があります。

形は同じですが、スペックが違うので接続するポートは注意が必要です。
MagSafe充電には対応しておらず、充電もUSB-Cポート経由で行います。ワイヤレス接続は、Wi-Fi 6EとBluetooth 6に対応しています。
バッテリー・サイズ・重量
MacBook Neoのバッテリー駆動時間は、ビデオ再生で最大16時間です。1日中使っても、充電なしで乗り切れるケースが多いでしょう。
バッテリー容量は36.5Whで、MacBook Air(53.8Wh)と比べると小さめです。
ただ、A18 Proチップの省電力性能のおかげで、実用的な駆動時間を確保しています。
重量は1.23kgで、MacBook Airと同じです。
厚さは1.27cmと、MacBook Air(1.13cm)よりわずかに厚くなっています。
MacBook Neoのデザインとカラー
MacBook Neoは、デザイン面でもこれまでのMacBookとは異なる個性を持っています。
4色のカラーバリエーション
MacBook Neoは、シルバー、ブラッシュ(ピンク)、シトラス(黄色)、インディゴ(紺色)の4色展開です。
特にブラッシュとシトラスは、MacBookシリーズではこれまでになかったカラーで、かなりインパクトがあります。

無印iPadのようなポップなカラーです!
MacBook Airにもカラーバリエーションはありますが、MacBook Neoのほうがよりカラフルで遊び心のある色味になっています。
さらに、Magic Keyboardも本体のカラーに合わせた色味になっています。キーボードまで色が統一されているのは、MacBook Neoならではの特徴です。
アルミ筐体の質感と外観
MacBook Neoは、価格を抑えたモデルですが、筐体はしっかりとしたアルミニウム製です。
角に丸みを持たせたデザインで、持ちやすい形状になっています。
MacBook Airと同じ重量ですが、設置面積はMacBook Neoのほうがやや小さくなっています。
macOSがMacBook Neoの色に合わせて変わる
MacBook Neoでは、macOSのインターフェースが本体カラーに連動します。
具体的には、フォルダのアイコンやダイアログボタン、テキストのハイライト色が、本体のカラーに合わせた色味で表示されます。
シトラスのMacBook Neoなら緑がかった黄色、ブラッシュならピンクのアクセントカラーになります。

インターフェースが本体と同じになる、これまでのMacにはなかった機能です。
ハードウェアとソフトウェアの両方を手がけるAppleならではの統一感で、MacBook Neoの個性をより引き立てる工夫です。
MacBook Neoの注意点・妥協ポイント
99,800円という価格を実現するために、MacBook Neoにはいくつかの妥協ポイントがあります。
メモリ8GB固定で増設できない
MacBook Neoのメモリは8GB固定で、購入後に増設することはできません。
現行のMacBook AirやMacBook Proは最低でも16GBのメモリを搭載しているため、この差は気になるところです。
ブラウザのタブを大量に開いたり、複数のアプリを同時に使ったりすると、メモリ不足を感じる場面が出てくる可能性があります。

複雑なタスクを行うほど、メモリ不足を感じやすくなります。
ただし、8GBでもmacOSのスワップ機能によって、普段使いで大きな問題が出ることは少ないです。
また、Apple Intelligenceの最低動作要件も8GBなので、基本的なAI機能は問題なく利用できます。
キーボードにバックライトがない
MacBook Neoのキーボードには、バックライトが搭載されていません。
MacBook AirやMacBook Proでは当たり前の機能なので、暗い場所で作業する機会が多い人にとっては不便に感じるポイントです。
カフェの薄暗い席や、夜間に照明を落とした部屋で使う場合は注意が必要です。
USB-Cポートの速度差に注意
MacBook Neoに搭載されている2つのUSB-Cポートは、転送速度が異なります。
1つはUSB 3で最大10Gbpsに対応していますが、もう1つはUSB 2.0で最大480Mbpsです。
USB 2.0のポートに外付けSSDを繋いでしまうと、データ転送にかなりの時間がかかります。

接続するポートには注意が必要です。
USB 3対応のポートは、DisplayPort 1.4による映像出力にも対応しています。
True Tone・P3広色域は非対応
MacBook Neoのディスプレイは、True ToneとP3広色域に対応していません。
True Toneは周囲の照明に合わせてディスプレイの色温度を調整する機能で、P3広色域は、sRGBよりも広い範囲の色を表示できる規格です。
しかし、ブラウジングや動画視聴など一般的な用途では大きな問題にはなりません。
MagSafe充電には非対応
MacBook Neoは、MagSafe充電に対応してなく、充電はUSB-Cポートから行います。
MagSafeはマグネットで吸着する充電方式で、ケーブルに足を引っかけてもコネクタが外れるため、本体の落下を防ぐメリットがあります。
付属の電源アダプタは20Wで、急速充電には対応していません。
256GBモデルにはTouch IDがない
256GBモデルには、Touch IDが搭載されていません。
MacBookのロック解除やApp Storeでの購入、ウェブサイトへのログインなど、あらゆる場面でパスワード入力が必要になります。
これは日常的に使っていると、地味にストレスを感じるポイントです。

地味ではありますが、Touch IDの差は大きいです。
Touch IDが必要な場合は、15,000円プラスの512GBモデルを選ぶ必要があります。
ストレージも倍になるので、予算が許すなら512GBモデルのほうが満足度は高いです。
型落ちMacBook Air(M1/M2)とどっちがいい?

MacBook Neoの価格帯は、中古のM1やM2 MacBook Airと近くなります。どちらを選ぶべきか迷う人も多いと思います。
A18 ProとM1チップの性能はほぼ同等
MacBook NeoのA18 Proチップと、MacBook AirのM1チップは、実際の性能がかなり近いです。
A18 ProはiPhone由来のチップのため、「M1より劣るのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、ブラウジングや資料作成、動画視聴といった軽い作業では、違いを体感することはほとんどないレベルです。

A18 ProチップはM1チップとほぼ同性能というデータも出てます。
「iPhoneのチップだから弱い」というイメージほどの差はないので、普段使いでの性能は心配しなくて大丈夫です。
メモリ16GBが欲しいなら中古Airが有力
MacBook Neoのメモリは8GB固定ですが、中古のMacBook Airなら16GB構成を選べます。
8GBでもmacOSのスワップ機能によって普段使いに大きな問題は出にくいですが、メモリに余裕を持たせたい人は中古Airのほうが安心です。
特に、ブラウザのタブを常時たくさん開く使い方や、複数のアプリを同時に起動する人は、16GBのメリットを感じやすいです。

16GBメモリを選べるのが、中古MacBook Airのメリットです。
メモリ容量を重視するなら、中古のMacBook Airを検討する価値があります。
macOSサポートの長さはNeoが有利の可能性が高い
中古MacBook Airを選ぶ際に気になるのが、macOSのサポート期間です。
M1 MacBook Airは2020年発売のモデルです。
まだmacOSのサポートは続いていますが、発売からすでに5年以上が経過しています。
一方、MacBook Neoは2026年発売の最新モデルなので、macOSのサポートはかなり長い期間続くと予想されます。
長く使うことを考えると、この差は無視できないポイントです。
新品保証とカラバリはNeoだけの魅力
MacBook Neoは新品なので、Appleの1年間のハードウェア製品限定保証がついてきて、AppleCare+に加入することもできます。
中古のMacBook Airには基本的にAppleの公式保証がないため、故障時の対応に不安が残ります。
特に初めてMacを購入する人にとっては、新品の安心感は大きいでしょう。
さらに、シトラスやインディゴといったカラフルなカラーバリエーションは、MacBook Neoだけの魅力です。
気に入った色があるなら、それだけでもNeoを選ぶ理由になります。
MacBook Neoがおすすめな人・おすすめでない人

ここまでの内容を踏まえて、MacBook Neoがおすすめな人とおすすめでない人を整理します。
MacBook Neoがおすすめな人
初めてMacを買う人には、MacBook Neoは最適な選択肢です。
10万円を切る価格で、macOSの快適な操作体験やiPhoneとの連携機能を楽しむことができます。

10万円でMacBookを買えるのが一番の特徴です!
学割なら84,800円から購入できるので、レポート作成やオンライン授業、調べものなどを快適にこなせます。
また、すでにMacやWindows PCをメインで持っている人のサブ機としても向いています。
カフェでの軽い作業や、リビングでのブラウジング用として、割り切って使うならコストパフォーマンスは抜群です。
MacBook Neoがおすすめでない人
動画編集やデザインなど、重い作業をメインにしたい人にはおすすめできません。8GBのメモリは、こうした作業には心もとないです。
また、外部ディスプレイを複数台接続したい人にも向いていません。MacBook Neoは4K 60Hzの外部ディスプレイ1台のみの出力に対応しています。
メモリやストレージに余裕を持たせたい人も、MacBook AirやMacBook Proのほうが向いています。

重い作業をするのがわかっているなら、MacBook Air以上がおすすめです。
MacBook Neoは「この用途ならこれで十分」という割り切りができる人に向いた製品です。
FAQ
Q. MacBook NeoでApple Intelligenceは使える?
はい、MacBook NeoはApple Intelligenceに対応しています。A18 Proチップの16コアNeural Engineと8GBのメモリで、Apple Intelligenceの動作要件を満たしています。文章の校正や要約、Genmoji(カスタム絵文字)の作成、写真のクリーンアップなど、基本的なAI機能を利用できます。
Q. MacBook Neoで動画編集はできる?
簡単な動画編集は可能です。iMovieでの編集や、短い動画のカット・結合程度であれば問題なくこなせます。ただし、4K動画の編集や複雑なエフェクトを多用する場合は、メモリ8GBでは厳しくなる場面があります。本格的な動画編集をしたい場合は、MacBook Air以上のモデルがおすすめです。
Q. 256GBと512GB、どっちを選ぶべき?
予算が許すなら、512GBモデルを強くおすすめします。ストレージが倍になるだけでなく、Touch IDが搭載される点が大きいです。Touch IDがないとMacのロック解除やアプリの購入のたびにパスワード入力が必要になり、毎日使う中で不便さを感じやすいポイントです。15,000円の価格差で使用体験がかなり変わります。
Q. MacBook Neoに外部ディスプレイは繋げる?
はい、4K解像度(60Hz)の外部ディスプレイを1台接続できます。USB 3対応のポート(DisplayPort 1.4対応)を使って映像出力が可能です。ただし、2台以上の外部ディスプレイには対応していません。
Q. 学割で買うといくら?
MacBook Neoの学割価格は、256GBモデルが84,800円(税込)、512GBモデルが99,800円(税込)です。通常価格よりもそれぞれ15,000円安くなります。大学生・大学院生・専門学校生・教職員が対象で、Appleの教育ストアから購入できます。
円安の時代に99,800円でMacを買えるようになった
MacBook Neoは、円安の時代に10万円を切る価格を実現した製品です。
メモリ8GB固定やキーボードバックライトなしなど、価格を抑えるための妥協ポイントはあります。
しかし、アルミ筐体のビルドクオリティ、A18 Proチップによる快適な動作、最大16時間のバッテリー、そしてカラフルなカラーバリエーションは、同価格帯のノートパソコンにはない魅力です。
円安が続く中でも10万円を切る価格でMacを購入できるのは、これまでにはなかった選択肢です。

この時代に10万円を切るMacBookは魅力的です!
初めてMacを使う人や、手頃な価格のサブ機を探している人は、ぜひチェックしてみてください。




コメント