新しいスマートホームの通信規格のMatterによって、これまでバラバラだった通信規格が統一されます。
Appleユーザーにとっては、Matter対応製品を使うことによって、ホームアプリからでも操作できるようになるのが大きなメリットです。
特にHomePodを使っている方は、HomeKitに対応している製品が少なく、操作できる家電が少ないので気になりますよね。
SwitchBot ハブ2はMatterに対応し、既存のSwitchBot製品をホームアプリから操作することができるようになります。
今回はMatterに対応したスマートリモコン、SwitchBot ハブ2を紹介します。
SwitchBot ハブ2をレビュー!
外観や設定方法、使ってみて感じたことは後ほど紹介するとして、まずはSwitchBot ハブ2はどんな製品なのか、結論だけ紹介します。
SwitchBot ハブ2は、Matterに対応したのが一番の特徴!
しかし、まだ対応している製品が少なく、アップデート待ちの状態。
SwitchBot ハブ2は、新しい通信規格のMatterに対応し、既存の製品をMatterで操作できるようになるのが特徴の製品です。
しかし、2023年8月地点では、一部のSwitchBot製品のみになっています。
そのため、現状ではMatterを使って操作できる製品は少なく、アップデート待ちの状態です。
発売しましたが、まだまだこれからの製品です。
Matter以外の機能としては、温湿度や照度が測れるようになったり、スマートボタンというものがつきました。
もちろん、ハブミニと同様に、赤外線リモコンを登録して家電を操作することもできます。
Matterについてはこれからですが、それ以外についてはハブミニよりも確実に使いやすくなっている製品です。
SwitchBot ハブ2の外観と設定
SwitchBot ハブ2の外観と設定方法を紹介していきます。
外観
パッケージを開封すると、以下のものが入っています。
SwitchBot ハブ2は真っ白なデザインになっていて、正面は室温などを表示するディスプレイになっています。
裏面にはスタンドがついているため、Switch Bot ハブ2を立てて置くことができます。
SwitchBot ハブ2の設置方法は、スタンドで立てるか、付属の両面テープで壁にくっつけるかの2通りです。
ハブミニにあった、壁掛けフックの穴はついていません。
本体裏面を見てみると、電源を供給するためのUSB-Cポートがついています。
スマートリモコンの電源の端子は、Micro USBが多いのでUSB-Cなのは珍しいです。
付属のケーブルには、温湿度、照度センサーがついています。
このケーブルを使うことで、温湿度や照度を測り、本体のディスプレイやスマホから確認することができます。
電源に接続すると、以下のようにディスプレイが表示されます。
設定方法
次にSwitchBot ハブ2の設定方法を紹介していきます。
SwitchBotアプリを開き、「デバイスを追加」から「ハブ2」を選択します。
本体のディスプレイについている、2つのタッチボタンを長押ししてペアリングをします。
ここで、Wi-Fiのパスワードを入力します。
ペアリングができたら、SwitchBot ハブ2の名前と設置場所を入力します。
以下の画面が表示されたら、SwitchBot ハブ2の設定は完了です。
簡単に初期設定ができます!
ホームアプリに登録する
SwitchBot ハブ2は、Matterに対応しているので、Appleのホームアプリに登録することができます。
ペアリングをしたSwitchBot ハブ2の設定画面を開き、「Matter設定(ベータ版)」をタップします。
すると、ホームアプリに登録する用のQRコードと番号のコードが表示されます。
このQRコードか番号のコードは後ほど使うので、保存をしておきます。
次に、ホームアプリを開き、「アクセサリーを追加」をタップします。
QRコードをスキャンする画面になるので、先ほどのQRコードをスキャンします。
しかし、QRコードはiPhoneの画面上に表示されているので、別のデバイスがないとスキャンすることができません。
そのため、「その他のオプション」をタップします。
「近くにあるアクセサリ」に「Hub 2」が表示されるので選択します。
設定コードを入力する画面になるので、先ほど表示された番号のコードを入力します。
以下の画面が表示されたら、ホームアプリの方の設定も完了です。
この後に表示される画面から温湿度計を設定すれば、ホームアプリから室温や温度を確認することができます。
SwitchBot ハブ2の良かったところ
SwitchBot バブ2の外観や使い方を紹介してきました。
ここからは、SwitchBot バブ2を実際に使ってみて感じたことを紹介します。
Matter対応
SwitchBot ハブ2の一番の特徴であり、メリットであるのがMatterに対応したことです。
Matterに対応したことによって、SwitchBot製品をAppleのホームアプリから操作できるようになります。
1つのアプリで管理できます!
2023年8月地点では、一部のSwitchBot製品が対応していますが、これから増えていく予定です。
様々なメーカーのスマート家電を一括管理しやすくなるのが、Matterに対応した1番のメリットになります。
温湿度、照度センサーがついている
SwitchBot ハブ2のケーブルには、センサーがついているため、温湿度や照度を測ることができます。
センサーが本体ではなく、ケーブルについている理由は、本体の発熱で正確に温湿度を測れなくなるのを防ぐためです。
常に温度や湿度、照度を測っていることによって、これらをトリガーにして家電を操作することができます。
例えば、何度以上になったら冷房をつけるといった使い方ができます!
これまでは、部屋の温度や湿度を測りたい場合、ハブとは別に温湿度計を用意する必要がありました。
SwitchBot ハブ2は、温湿度センサーもついているため、必要なデバイスの数が減ったのは地味ながら大きいです。
スマートボタンで家電をまとめて操作できる
SwitchBot ハブ2には、2つついているスマートボタンがついています。
スマートボタンを使うことによって、複数の家電を一括で操作することが可能です。
SwitchBot製品か赤外線リモコンである必要はありますが、一括で操作できます!
SwitchBot ハブ2のタッチボタンの設定から、好きなようにオートメーションを作成することができます。
スマホやスマートスピーカーだけでなく、ボタンからでも操作できるのは便利な機能です。
リモコンのコピーができる
元々、SwitchBot ハブミニを使っていた人に嬉しい機能が、リモコンのコピー機能です。
通常、スマートリモコンは、登録したい赤外線リモコンを近づけて登録する必要があります。
しかし、すでにSwitchBot ハブミニを使っていた場合、リモコンの情報のコピーができ、赤外線リモコンを登録する必要がありません。
SwitchBot ハブミニを使っていた場合でも移行が簡単です!
複数のリモコンを登録するのは手間なので、リモコンの情報をコピーできるのは嬉しい機能です。
SwitchBot ハブ2の気になるところ
SwitchBot ハブ2の良かったところを紹介してきました。
ここからは、SwitchBot ハブ2の気になるところを紹介していきます。
まだMatter対応の製品が少ない
SwitchBot ハブ2は、Matterに対応したことが大きな特徴ですが、まだ対応している製品が少ないです。
2023年8月地点では、一部のSwitchBot製品のみ対応になっています。
また、登録した赤外線リモコンをホームアプリに追加することもできません。
現状はMatterに対応した製品が少ないですが、今後のアップデートで対応予定のため、まだこれからの製品です。
ケーブルの交換はできない
SwitchBot ハブ2は、USB-Cケーブルで電源供給することができます。
しかし、付属のケーブルに温湿度、照度センサーがついているため、実質ケーブルの交換ができません。
違うケーブルを使うと、センサーが使えません。
ケーブルが断線などして使えなくなってしまうと、温度や湿度、照度が測れなくなってしまいます。
センサーをケーブルにつけるなら、断線した時のためにケーブルを単品で売って欲しいなと感じました。
完成度は高いがこれからの製品!
今回はMatterに対応したスマートリモコン、SwitchBot ハブ2を紹介してきました。
SwitchBot ハブ2は、Matterに対応し、SwitchBot製品がホームアプリでも動かせるようになるのが大きな特徴です。
また、温湿度、照度センサーを搭載したのも、別で用意するものが減り、便利になりました。
ハブミニからかなり進化しています!
しかし、Matterに対応している製品は、2023年8月地点では一部のSwitchBot製品となっていて、他の製品はこれからのアップデートで対応予定です。
SwitchBot ハブ2は、完成度が高いスマートリモコンですが、Matterに関してはまだこれからの製品になります。
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