iPadではApple Pencilが使えるため、ペンで操作をしたり本格的なイラストを描くことができます。
しかし、iPadでイラストを作成する場合、有名なClipStudioはサブスクリプション制なので少し使うには勇気が入りますよね。
MacのClipStudioは買い切りなので、できればMacでApple Pencilを使ってイラストを描きたいですよね。
Macのデフォルトの機能を使えば、簡単にかつ無料でiPadを液タブとして使うことができるようになります。
今回はMacのSidecarという機能を使って、iPadをMacの液タブにする方法を紹介します。
使うための条件
![iPadの白黒写真](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/05/8cf4ca12681a809e1558dd5df8b7874d-2.jpg)
Sidecarを使うには、いくつかの条件があります。
- 対応しているMacとiPadを用意する
- MacとiPadを同じApple IDでサインインする
- MacとiPadのWi-Fi、Bluetooth、Handoffをオンにしている
使えるパソコンはMacのみです。Windowsでは使うことができません。
Sidecarが使える、Mac、iPadは以下の通りです。
- MacBook Pro (2016年モデル以降)
- MacBook (2016年モデル以降)
- MacBook Air (2018年モデル以降)
- iMac (2017年モデル以降)
- iMac Pro
- Mac mini (2018年モデル以降)
- Mac Pro (2019モデル)
- iPad Pro
- iPad(第6世代以降)
- iPad mini(第5世代以降)
- iPad Air(第3世代以降)
Mac、iPad共に現行の機種は全て使うことができます。
比較的最近のモデルではないと使えないので、注意してください。
接続方法
使うための条件が揃ったら、Sidecarを使うことができます。
Macの「システム環境設定」を開き「Sidecar」を選択します。
「接続先」のメニューから同じApple IDでサインインしているiPad一覧が表示されるので、接続したいiPadを選択します。
![iPadを選択する](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/08/Sidecar02.jpg)
これでMacとiPadの接続ができます。
![よもぎ](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/10/d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.png)
ケーブルで繋げば有線接続もできます!
メニューバーに表示される設定から、ミラーリングにするか個別のディスプレイにするかの選択ができます。
![選択画面](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/08/Sidecar01.jpg)
ミラーリングにするとMacとiPadで同じ画面が表示されます。
個別のディスプレイを選択するとiPadをMacのサブディスプレイとして使うことができます。
![よもぎ](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/10/d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.png)
ディスプレイの位置関係は、システム環境設定の「ディスプレイ」から変更することができます。
どちらでもiPadを液タブとして使うことができるので、使いやすい方を選択してください。
このまま、iPadにアプリを表示させれば、Apple PencilでMacを操作することができます。
使ってみよう!
イラスト作成ソフトのClipStudioを使ってみます。
この記事ではミラーリングで紹介します。
メニューバーのSidecar設定から「内蔵Retinaディスプレイをミラーリング」を選択します。
![内蔵ディスプレイをミラーリングに変更](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/08/Sidecar05.jpg)
これでMacとiPadで同じ画面が表示されます。
ClipStudioを開いたら、iPadからApple Pencilでイラストを描くことができます。
![iPadで表示したクリスタの画面](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/08/Sidecar04.jpg)
iPadで線を引くとすぐにMacの画面にも反映されます。
ClipStudioはSidecarに対応しているので、Apple Pencilの筆圧もしっかりと検知してくれます。
少し遅延はありますが、しっかりと描くことができます。
![よもぎ](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/10/d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.png)
遅延が気になる場合は、MacとiPadを有線接続をすると少し解消します。
作業が終わったら、Macのシステム環境設定の「Sidecar」から接続を解除することができます。
![](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/08/Sidecar03.jpg)
iPadではSidecarを一つのアプリとして認識しているので、iPadで「Sidecar」アプリを閉じることでも接続を解除されます。
簡単にiPadを液タブ化できる!
![Apple Pencilで書いている様子](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/07/b7619668d57e3f42d65598065aeef090-3.jpg)
今回はMacのSidecarという機能を使って、iPadをMacの液タブにする方法を紹介してきました。
対応機種でSidecarを使えば簡単にiPadをMacのサブディスプレイ、液タブ化することができます。
パソコン版をiPadに表示しているので、ClipStudioの月額料金を気にすることなく、イラストを描くことができるようになります。
![よもぎ](https://monoapplication.com/wp-content/uploads/2021/10/d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.png)
パソコン版のクリスタは買い切りです。
ClipStudioのように対応しているアプリなら、Apple Pencilの筆圧も検知してくれます。
簡単にできるので、MacとiPadを持っている方はぜひ試してみてください!
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